天然美少女は赤葦の〇〇です!?

φ(．．)ｶｷｶｷ

シーンと静まり返る教室

皆は少し余裕そうな表情をしてる

そんな人達に苛立ちを覚える

赤葦彩乃高校2年生です。

ｳｸﾞｯ( ⌯᷄௰⌯᷅ )

分からない…問題の意味が

少し深呼吸してみる

確かにやった気がする

勉強した日の夜

あの日は死にそうだった

必死に勉強したから

思い出す〜ってとこで 誰かが先生を呼んだ

最悪にも程がある

先生なんて呼ばれたら 気が散るじゃないか

泣きそう

―わかった！

あー、このわかる瞬間が最高

そういえば、

前日まで木兎さんを見てた けーじはどうしただろうか

けーじの事だから

多分大丈夫

あー、いいなー真面目は

私も真面目になればいいのか

そうだな。

真面目になろう

とりあえず終わったテスト

真面目になろう

あの言葉は撤去しよう

そう思う

真面目なんて無理だ

できるわけない

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

終わった

これで全部のテストが

終わった

そして

色んな意味で

終わった

余裕だな

―真紀は―

あぁ

こうやって話してる時が

1番幸せなのかなって思う

おぉ、テスト期間では珍しい

けーじが笑って名前を呼んだ

珍しい

あぁけーじのこの言葉が

心に響くよ

大嫌いな定期テスト

そのテストが始まるとメンタルが お豆腐になりそう

それでも、

必ず助けてくれる

あなたがいる

:｡(*-ω-)-ω -*)｡:ﾟ

けーじに飛びつく私

けーじの方がうんと背が高い

30cmは差があるんじゃないか

そう思った

私の顔はちょうどけーじの肩より 少し下

けーじが私の髪を撫でる

それしかいえなかった

多分他の言葉を言ったら 涙が噴水のように溢れ出すから

赤葦京治という存在は大きかった

私の双子だし、私よりできがいい

と思う

まぁ断然私の方が可愛いけど

そこには謎の自信があるから

暖かい目で見て欲しい

あ、我慢できない

はい。涙の噴水出来上がり

おかしいと思う。

テストなんて誰でも受ける

定期的にやってくる

そのテストを受けただけなのに

こんなに涙が出るのはなんだろう

何でなのかな

でも、これを受け止めてくれる

そんな存在がある事が幸せなんだな

きっととてもおおきい存在なんだな

そう思った

なんの言葉を発するか

そんなこと考えられない中

自然と出た言葉はそれだった

―ありがとう―

天然美少女は赤葦の〇〇です

リクエストじゃんじゃん お願いしますm(_ _)m