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コメント
1件
始まり方おもろい。 さて、ちみのアイコンなんぞや。
主
主
主
主
主
主
主
白.
水.
主
主
屋上から見える景色
それを見たくて、来ようとしてなかった。
ただ、君を失うのが怖くて、
止めようとやってきたんだ
白.
けれど、屋上には求めている人は居なくて、
代わりに、靴と、紙が置いてあった
おそるおそる、紙を拾う。
そこには、小さく『初兎ちゃんへ』と書かれてあった。
内容は、今までの思い出、これまでの後悔、これからの僕のこと
そして最後に、一緒に撮ったお揃いの服を着てる僕たちの写真があった。
『一緒にいよう』
そんな言葉を最後に、旅立ってしまったんだ。
白.
白.
これから先、大学受験、修学旅行、卒業式
様々な事が待っていたというのに。
フェンスに手をかけ、涙が溢れ出す
下が見えると、赤いシミが見えた
本気だったんだな、と後悔してしまう
白.
そんな言葉を小さく呟く。
届くはずもない言葉だったのに。
モブ
モブ
白.
モブ
いむくんが旅立って数日後、
昼休み終了とともに、僕のもとにやってきたクラスメイト
友人でもない彼らは、僕の姿を見るなり、明らかに喜んでいた
どうやっても逃げれないあの状況を想像するだけで
吐き気、頭痛が襲ってくる。
身体は全身、ガクガクと震え、
声も出すことができず、その場に立ちすくむ
白.
ずっと、頭の中はいむくんの事でいっぱいだった
彼がいたから、頑張れたのに
そんな事を言っていても、きりがない
残りの体力を振り絞って、席に座る。
そのまま、5時間目が始まった。
モブ
モブ
白.
放課後はもう、地獄だった
虐めにあってることは誰にも言うなと言われた
白.
モブ
モブ
完全下校のギリギリまで殴られ、蹴られ、ボコボコにされる
親にはいつも怒られるけど、謝るしかなかった。
白.
思い出した彼の笑顔
いつも虐められた時、助けてくれたのは彼だった
でも、そのせいでいむくんまで虐められるようになった
きっと、そのせいだろう
モブ
モブ
モブ
突然、いじめっ子の1人が激しく痛み出した。
白.
モブ
モブ
モブ
白.
微かに見えた、
1人の男の子が、髪を掴んで引っ張っていた姿
モブ
モブ
そう言って、いじめっ子たちは出ていった。
白.
白.
先ほど髪を引っ張っていた子に尋ねる
あいつらには見えていないから、幽霊?だと思われる
??
白.
??
白.
黒髪、少しくしゃくしゃな笑顔、僕よりも背が高い
でも、どこか彼に似ているような気がした
??
白.
小さく、彼の名前を呼んでみる。
そう言うと、その子はニッコリと笑う
水.
あぁ、やっぱりそうだったんだ
見た目は変わってても、少し似ている。
性格はなにも変わらない。
僕の大好きな、いむくんだ。
白.
水.
白.
水.
他人事みたいに接してくれたけど、いむくんの事
幽霊だから、抱きつけない
幽霊だから、撫でてもらえない
そんなの、どうでもいい。
会えただけで、嬉しかったから。
白.
白.
水.
水.
優しく笑ってくれたけど、その回答は違う
白.
水.
水.
白.
白.
水.
少しだけ意味深な笑みを浮かべ、こちらを見る。
水.
水.
白.
水.
白.
水.
誰かと笑い合ったのはいつぶりだろう?
それぐらい、楽しかった。
白.
水.
白.
水.
白.
今日、初兎ちゃんに会えてもの凄く嬉しかった
まぁ少し…いや、大分怒られたけどね。
虐められていた時はびっくりしたけど、
やっぱり、初兎ちゃんの近くには僕がいないとだなと、思ってしまった。
水.
水.
水.
水.
やっぱり好きだなぁ、……
水.
水.
そんな言葉を最後に、廊下を立ち去った。
主
主
主
主
主
主
主