U虚.
どうも、U虚.です。
U虚.
今回は『大嫌いな貴方の殺し方』の、解説をします。
U虚.
第一話の解説、第二話の解説、と、順番に解説していきます。
U虚.
尚、解釈の違いがある場合や、考察の幅が狭くなってしまうことがあるので、苦手な方はご注意ください。
U虚.
それでは、まず、第一話の解説から。
大嫌いな貴方の殺し方
U虚.
この物語は、フランスとイギリスが魚を見ているところから始まりましたね。
U虚.
ここの海での会話と次の場面の街での会話は、二国が過度な辛さを感じる前の自然体を表現しています。
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なので特に深い意味はないのですが、この二つのシーンから考えられることは、まだまだあるかもしれませんね。
U虚.
そしてこの話の最後、フランスが書類を置きに来るシーンですね。
U虚.
このシーンのフランス、なんかやな感じーって思った方もいると思います。
U虚.
最後まで見れば分かるかもしれませんが、
U虚.
フランスも疲れていたんですね、イギリスもフランスに負担をかけすぎていると、自覚しています。
U虚.
なので、このシーンのフランスの素っ気なさは、本人も無意識のうちにやっていたこと、なのかなと思います。
大嫌いな貴方の示し方
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最初で最後の遊園地、
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もう遊べなくなってしまったゲーム、
U虚.
寂しい帰り道。
U虚.
この三つが、この話の主な内容ですね。
U虚.
イギリスが、「最初で最後の遊園地に誘ってくれた貴方......」と言っていることから、フランスから誘ったとわかります。
U虚.
元気にはしゃぐフランスを面倒くさいと言うイギリスでしたが、嬉しかったんでしょう。
U虚.
次のシーンでは、フランスのゲーム機で遊ぶ二国の様子がみえました。
U虚.
イギリスはゲームに慣れていないようで、フランスの足を引っ張ってしまい落ち込んでしまいます。
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ですがフランスは、「楽しいんだから気にするな」と言いイギリスを慰めました。
U虚.
「もう遊べなくなってしまった」というのは、このすぐ後に、フランスがこのゲーム機をなくしてしまうからなんですね。
U虚.
ここでいうゲーム機は、二人の関係を象徴するもののひとつになります。
U虚.
この話の最後は、少し不穏な空気の漂う帰り道です。
U虚.
イギリスが、「今度もまた遊ぼう」とフランスを誘ったところ、「ちょっと......無理」と、断られてしまいます。
U虚.
実際、フランスに悪気は少しもなく、ただ、今度は予定が入っているから遊ぶことはできない、というだけだったのですが、このとき少し精神状態が不安定だったイギリスは、それに軽くショックを受けてしまいました。
U虚.
話が飛んでしまいますが、「大嫌いな貴方の愛し方」の方でも、「舞い上がって、その反動でちょっと傷ついた」と、イギリスは言っています。
大嫌いな貴方の忘れ方
U虚.
この話は、フランスがイギリスに深刻そうな話をする場面から始まりました。
U虚.
口ごもるフランスに、イギリスは「言うなら早く言って」と急かしてしまいます。
U虚.
それのせいなのか、フランスは「やっぱりいい」と、話すのをやめてしまいました。
U虚.
イギリスも、このことを深く後悔しています。
U虚.
「あのとき、あんな圧をかけるような真似をしなければ......」と。
U虚.
その次は、フランスが初めて、イギリスの家の玄関まで入った場面ですね。
U虚.
この家を気に入ったのか、フランスはイギリスに「泊まりたい」、と頼みます。
U虚.
イギリスは、「嫌だ」と即答してしまいます。後から、「もう少し一緒にいればよかった」という言動もみられたことから、このとき、もうイギリスは、フランスとは一緒にいられない状態だったということになります。
U虚.
最後は、二国が喫茶店でパンケーキを食べている場面ですね。
U虚.
当時、フランス料理の食べ方が分からなかったイギリス。
U虚.
でも、フランスが教えてくれたんでしょうね。今は分かるようです。
U虚.
だからイギリスも、恩返しがてらフランスに色んなことを教えてあげたかったはずです。
大嫌いな貴方の孵し方
U虚.
過去イチ不穏な回でしたね。
U虚.
突然、ボロボロになったフランスがそこにいて、さぞイギリスも驚いたでしょう。
U虚.
でも、フランスが不気味だと思うよりも、心配な気持ちの方が勝ち、イギリスはフランスを手当てするために家につれて行きます。
U虚.
フランスには大きな怪我はなく、イギリスはほっと胸をなでおろしました。
U虚.
フランスに何があったのか、無理のない程度に訊いてみるも、答えたくないとのことでした。
U虚.
イギリスもそれ以上問い詰めたいわけではなかったので、他愛ない会話をして笑い合いました。
U虚.
それで安心した気になっていた。
U虚.
そのあとに、取り返しのつかないことが起きてしまいますから。
大嫌いな貴方の壊し方
U虚.
フランスとイギリスの実質デートですね。
U虚.
フランスが遅れてしまったことに、イギリスが文句を言っていました。
U虚.
あとから分かることですが、このときのフランスはふざけているように見えるかもしれませんが、全速力で走って来ていました。
U虚.
近場なので、電車などは使っていません。
U虚.
でも、それくらい楽しみにしていたのです。
U虚.
適当に屋台をまわる二国。
U虚.
フランスは、にゃぽんに貸してもらったという着物を着ていました。
U虚.
イギリスはそれに見惚れちゃってますね。
U虚.
花火がそろそろ始まるからと、景色のいいところに向かいました。
U虚.
花火は、とても綺麗でした。
U虚.
でも、イギリスは、その花火の光に照らされたフランスの横顔の方が、美しいと感じたようです。
U虚.
このまま、時が止まってしまえば、この穏やかな時間が、永遠に続けば......
U虚.
そう、願っていたはずです。
U虚.
それから少し経ったころ、イギリスに異変が起きてしまいます。
U虚.
どうやら、世界を正常な状態でみることができなくなってしまったようです。
U虚.
ここまではただの思い出話。
U虚.
二国の世界が、歪み始める前の話。
U虚.
今回はここまでです。
U虚.
あと二、三話続きます。色々成り行きになってしまい、すみません......。
U虚.
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。







