お母さん。(没)

私のお母さんはとても酷い人だった。

私がいじめられたと伝えたら

いじめられても"気合いで"

人の事なんてどうでも良さそうな人だった。

お腹すいたと言っても自分で作りなさい。って。 作ってくれない。ずっとずっと、ずっとそう。

家事だって任されっぱなしで、

ずっとずっと辛かった。

お母さんの所為でストレスが溜まって、自傷行為に手をつけて、

そんな日々だった。

でもある日。

久しぶりに母と出かけた。

正直母といるのが好きじゃなかった。 だから私は早く帰りたかった。

帰りたい。そんなこと思っていたら。

ｷｷｰｯ!!!

ﾄﾞﾝｯ｡!

私を庇って母が事故にあった。

私は母に強く押され頭をぶつけた。

私が頭をぶつけたことなんてどうでも良かった。

私は"お母さんお母さん"そうずっと叫び続けた

お願い。お願い。お母さん私を置いて行かないで。 お願いお母さんお願いだから置いていかないで。1人にしないで。 叫び続けた。ずっとずっと。

"大切な娘"そんな言葉お母さんの口から初めて聞いたよ。

私は泣き叫ぶことしか出来なかった自分が憎い。

返事をして

神様。どうかお願いします。

〇〇を、私の大切な娘を、

幸せにしてあげてください。

お願いします。何でもします。

大切な娘なんです。お願いします。お願いします。

お願い。幸せになって、

〇〇、！

ねぇお母さん。

私に家事を任せたのも、 いじめのにあったと言って気合いで行きなさい。 なんて言ったのも、

全部、全部。

ありがとう。お母さん。

向こうでも、お幸せに。