5/1 夜
美咲
兄さんや、聞いてくれよ
松村北斗
ん?
美咲
今日、街中で声を掛けられたのだよ。
松村北斗
うん
美咲
掛けてきたのが男の人だったのだ。
松村北斗
ほう
美咲
いきなり、何も言わずに手首掴まれて
美咲
怖かった
松村北斗
え?大丈夫?
美咲
その人さ、前にマンションの入口前で立ってる人いるって言ったじゃん?
松村北斗
あー黒い服着てる人?
美咲
うん
美咲
その人だと思う。
松村北斗
美咲、できるだけマネージャーに送り迎え頼もう
松村北斗
美咲のマネージャーに言っとく
松村北斗
だから余り外に出るな。
松村北斗
前みたいになったら…、
美咲
…っ。
松村北斗
ごめん。思い出したくないこと言って、。(ぎゅ
…前に。
SixTONESが結成されてすぐ
今回と同じようなことがあった
前は家の前にいたり、付けてきたり
そこまでは低度の ストーカーだって 大丈夫だって美咲は 思っていたらしい。
だけど、それは日に日に エスカレートして行って
最終的には刃物で 腕を切りつけられた
その時は軽い擦り傷の ような傷で済んだ。
キズは軽くたって 美咲の心には深い深い傷を 覆った
たまに思い出して パニックになったり。 1人で道を歩くことが 突然怖くなったり。
ファンの方でも声をかけられるのが怖くなる時があるらしい
美咲
…怖い。
松村北斗
そうだよな。(なでなで
松村北斗
一応警察…、
美咲
ダメ、
美咲
ファンの方、不安にさせちゃう
松村北斗
美咲。自分を優先しろ。
美咲
いいの。お願い。ファンの方には心配掛けたくないの。
松村北斗
…わかったけど、絶対何かあったら近くの人に言えよ?
美咲
うん
何もなきゃいいげと。