TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ここは、神々が居座る"天界"

天気も時間も変わらない

何も無いけど何でもある

そう言った不思議な空間だ

神楽

フワァッ

神楽

神楽でございます

神楽

何の御用で御座いましょうか

大神

大神

よく来たのぉ、神楽

大神

妾の元へ足を運んでくれたこと、感謝するぞニコッ

神楽

滅相も御座いません

大神

ああ、神楽を呼び出した件についてじゃが

お前を下界に落とすことにした

神楽

…え?

大神

1度で分からぬのか

大神

神楽、お前を下界に落とす

神楽

な、何ゆえそんな!!!!!!

大神

神楽を祀る神社だが

大神

供物を捧げる者、礼拝に来る者

大神

ここ何十年でも両手で数えられる程しかおらぬのじゃ

神楽

大神!!我はまだ頑張れます!!だから…!

大神

もう決まったことじゃ、問答無用

大神

さらばじゃ、神楽

神楽

いや…ッ!!!!

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!!

下界

神楽が祀られている神社

神楽

う…ぅ

神楽

ここは、我が祀られる神社?

神楽

(人っ子一人おらぬ)

神楽

(随分と殺風景だのう)

神楽

神楽

もう、我は帰れないのだろうか

神楽

皆に会いたい…

神楽

ポロポロ

神楽

う"…ッ、う"ぅッッ!!

神楽

がえ"り"だい"よ"ぉぉぉぉ…ッッ!!!

1時間後

神楽

スンッ、グスッ

どれだけ泣き叫んだんだろう

もう辺りは真っ暗だ

神楽

夜空…

神楽

見るのは何十年ぶりだろうか…

神楽

(神社への礼拝客がおる友が多い中で)

神楽

(我だけはずっと天界に引きこもっていた)

神楽

(人間に存在を忘れられたから)

神楽

(必要とされなかったから)

神楽

悔しいな…ッ笑

神楽

もう、いっその事居なくなってしまいたい

神楽

天界からも、下界からも

神楽

消えてしまいたいや笑

ねぇ、そこの君

神楽

!?

澁谷 凛

どうしたの?

澁谷 凛

もう、子供は帰らないといけない時間だよ

神楽

わ、我は童などでは無い!!

神楽

(あれ…?)

神楽

我の姿が見えておるのか!!!?

澁谷 凛

え、うん

澁谷 凛

あ、もしかして…

澁谷 凛

ゆ、幽霊!!?

神楽

違う!!

神楽

我はそんなものでは無い

澁谷 凛

じゃあ、君はいったい誰なの?

神楽

我は、この神社に祀られし神

神楽

「神楽」だ

澁谷 凛

へぇ、神楽ねー

神楽

お主、小娘の癖に無礼だな…💧

澁谷 凛

ははっ笑

澁谷 凛

えー神様って存在してたんだ

澁谷 凛

また来るよ

澁谷 凛

なんか面白そうだし

神楽

神楽

(うまく利用すれば)

神楽

(天界に帰れるかもしれない…!!)

神楽

好きにしろ

神楽

我はこの神社から動けぬのだ

神楽

だから、いつでも居る

澁谷 凛

待ち合わせとか気にしなくて良いの便利だね

神楽

(こいつ神に向かって少々失礼では無いか!?)

澁谷 凛

じゃあ、また明日ね神楽

神楽

ああ

神楽

(こいつを利用し、絶対天界に戻ってやる)

神楽

(待っていろよ、大神!!!!)

神の逆襲、開幕!!!!!!

この作品はいかがでしたか?

16

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚