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君に100万回アイシテルを届けても

第4話 - 第2話

2022年07月22日

#ジャニーズ

#Hey! Say! JUMP

#Hey! Say! 7

#やまちね

そると🧂

涼介に会えないまま、10年が経った。

今日は、王国騎士団養成学校の卒業試験結果発表日だ。

教官

では、これから卒業試験の結果を発表する。

教官

初めに合格者数を発表する。

教官

今回の合格者は4名だ。

生徒A

4名!?

生徒B

マジかよ…。

生徒A

少ないよな!

生徒B

ああ。

教官

静かにするように!

教官

4名というのは歴代の平均とほぼ等しい。

生徒A

そうなのか…

教官

では、成績が良い者から発表する。

教官

まず、知念侑李。

侑李

ありがとうございます!

教官

次に、薮宏太。

薮

ありがとうございます。

教官

次、伊野尾慧。

伊野尾

ありがとうございま〜す。

教官

最後に、有岡大貴。

有岡

ありがとうございます!

教官

以上4名が今年の合格者だ。

教官

他の者は次年度再挑戦するかどうかホームルームで担任と相談すること。

教官

以上、解散!

有岡

知念!よかったな!

侑李

大ちゃんも!

薮

それにしても、この4人で合格できてよかったね。

伊野尾

うん。

薮

てか伊野尾がこんなにできると思ってなかったわｗ

伊野尾

おい!薮!俺だってできるんだぞ!

伊野尾

てか俺は大ちゃんが合格してたことが衝撃だわ。

有岡

お、俺だってやればできるんだぞ!

有岡

でも知念と薮くんは絶対いくと思ったなー。

侑李

ありがとう。

教官

4人とも、いいか?

薮

はい。

教官

3日後、城に来るように。

薮

分かりました。

侑李

はい。

そして教官が去っていく。

有岡

そういえばさ、今日ってもう家に帰っていいんだよね?

薮

そうだよ。

伊野尾

じゃあ帰る?

薮

それでいいんじゃない?

侑李

そうだねー。

伊野尾

帰るか。

有岡

じゃあまた3日後ねー!

侑李

うん!

侑李

ただいまー。

侑李の母

おかえり。どうだった…?

侑李

何が?

侑李の母

卒業試験。

侑李

あー、あれね。

侑李の母

どうだったの…?

侑李

合格した!しかも首席だって!

侑李の母

すごいじゃない!

侑李の母

さすが侑李ね。

侑李

ありがとう!

侑李

養成学校の仲良しメンバーも一緒に合格できたんだ!

侑李の母

よかったわね。

侑李の母

王国騎士団、小さい頃から憧れてたもんね。そこに仲のいい子達もいれば嬉しいでしょ。

侑李

うん!

侑李の母

でも、これからもなかなか会えなくなるわね。

侑李の母

騎士団の寮に入ることになるでしょ?

侑李

うん。

侑李

でもそれくらいどうってことないよ。

侑李の母

本当に?

侑李

うん。

侑李

それより騎士団に入れる喜びのほうが大きいから。

侑李の母

なんか、お母さん寂しいわ。

侑李

あ、ごめん!

侑李の母

でも、侑李の夢だもんね。

侑李の母

いいわよ、頑張って!

侑李

うん!

3日後。

圭人

これより、第72回王国騎士団入団式を執り行います。

圭人

初めに、騎士団長の挨拶です。

騎士団長

新団員の皆さんはじめまして。

騎士団長

皆さんはきっと養成学校で厳しい訓練を耐え抜いてきたことでしょう。

騎士団長

しかし実際はもっと厳しい現場もあります。

騎士団長

そんな現場も耐えられるほど、強い騎士になってください。

騎士団長

以上で終わります。

圭人

ありがとうございました。

圭人

次に、国王陛下の挨拶です。

裕翔

皆さんこんにちは。

裕翔

シャルーメルク王国国王の中島裕翔です。

裕翔

皆さんは、僕が王位を継承してから初めての入団員です。

裕翔

そして、今回の入団員の中には僕と同い年の方もいると聞きました。

裕翔

なので、僕は勝手ですが親近感を覚えています。

裕翔

そんな皆さんが騎士団で活躍してくださることを期待しています。

裕翔

以上です。

圭人

ありがとうございました。

圭人

最後に、新団員代表挨拶です。

圭人

知念侑李さんお願いします。

侑李

はい。

侑李

僕は、由緒あるこの王国騎士団に入団することができて、とても嬉しいです。

侑李

王国騎士団は、国民の憧れであり、僕も憧れを抱いていた1人でした。

侑李

そんな僕が今度は、国民の皆さんに夢を与える存在になっていきたいと思います。

侑李

以上で終わります。

圭人

ありがとうございました。

圭人

以上で、第72回王国騎士団入団式を終わります。

騎士団長

じゃあ、4人はこちらにお願いします。

薮

はい。

騎士団長

じゃあ、圭人。任せてもいいか?

圭人

はい。お任せください。

圭人

王国騎士団幹部の岡本圭人です。

圭人

よろしくお願いします。

圭人

では、配属先を皆さんの希望から決めさせていただきたいと思います。

圭人

今年の配属先はこちらです。

・地下牢警備・機動隊員(2名) ・要人警護

圭人

まず知念さん、どれがいいですか?

地下牢警備といえば、王国騎士団の中でも片手の指で数えられるほどのエリート部署だ。

侑李

地下牢警備でお願いします。

圭人

分かりました。

圭人

薮さんは…?

薮

機動隊員でいいですか?

圭人

はい。

圭人

では伊野尾さんはどこが?

伊野尾

要人警護でお願いします。

圭人

はい。分かりました。

圭人

有岡さんはどうしましょう?

有岡

でも、機動隊員しか残ってないですよね。

圭人

あっ、そうでした。

圭人

機動隊員でいいですか?

有岡

はい!

圭人

では、決定です。

圭人

これから、騎士団員としての任務の健闘を祈っております。

侑李

ありがとうございます。

伊野尾

じゃあ、これからは別々になっちゃうね。

侑李

うん、そうだね。

有岡

でもまあ、俺と薮くんは一緒だし!

薮

そう!いいだろ?

伊野尾

いいなぁ…

侑李

でも、僕は1人で頑張るよ!

有岡

知念偉い!

侑李

大ちゃんありがとう!

伊野尾

よし、知念が頑張るなら俺も頑張る!

有岡

え、どういうこと?

伊野尾

だってオドオドしがちな知念が頑張るんだぜ!なら俺も!

薮

伊野尾だってオドオドするだろｗ

伊野尾

まあ、そうだけどね。

薮

じゃあ俺も大ちゃんと一緒に頑張るか!

有岡

そうだね!

有岡

薮くんよろしく!

薮

こちらこそよろしくー!

伊野尾

本当にお前らはいいよな…

翌日

侑李

本日からこちらに配属になった新入団員の知念侑李です!

侑李

よろしくお願いします!

先輩騎士

よろしくな、知念。

侑李

はい!先輩、よろしくお願いします。

先輩騎士

それにしてもいきなりここに配属なんてすごいな。

侑李

いえ、それほどでも…

先輩騎士

なんでも、養成学校の首席なんだって?

侑李

まあ、そうですけど…

先輩騎士

やっぱエリートなんだな。

侑李

いえいえ…!

先輩騎士

俺はその年の合格者の中でビリケツだったからさ。

侑李

そうなんですね。

先輩騎士

ああ。

先輩騎士

でも、入団してから自主訓練してここまで上り詰めたんだ。

侑李

すごいですね!

先輩騎士

いやー、この話してもなかなか褒めてくれる後輩いないから嬉しいなー。

侑李

そう、なんですか。

先輩騎士

本当に知念はいいやつだな。

侑李

いえいえ…

先輩騎士

あ、仕事内容の説明しないとか。

侑李

そうですね!

先輩騎士

まあ、簡単に言えば警備するだけだ。

先輩騎士

最近は釈放も増えたし、囚人も減ったよ。

先輩騎士

今いる中で1番の凶悪犯は…

先輩騎士

10年前に起きた王子誘拐事件の犯人かな。

先輩騎士

まだ当時9歳の子供で。

先輩騎士

圭人さんの判断で収容してはいますが…。

先輩騎士

本人に罪の意識はなかったようです。

先輩騎士

そもそも、一緒にいたのが王子だということ自体知らなかったみたいで。

侑李

そうなんですね。

侑李

僕、今年19になるんで同い年です…

先輩騎士

え、今年19!?

先輩騎士

てことはだよ?

先輩騎士

養成学校一発で卒業したってことだよな?

侑李

はい。

先輩騎士

それで首席って…

先輩騎士

どこまでお前はエリートなんだよ!

侑李

いやー、でも筆記だけだと僕より優秀な人たちもいたので…

先輩騎士

実技の点数高いならどうしてここに?

侑李

やはり、騎士団員として名誉ある部署の1つだと考えたので。

先輩騎士

なるほど…

侑李

あ、それで…囚人って全部で何人ですか?

先輩騎士

あ、今は9人だな。

侑李

そうですか。ありがとうございます。

先輩騎士

まあ、最初は一緒にやって仕事を覚えていこう。

侑李

はい!

先輩騎士

知念が1人前になるまではサポートするから。

侑李

分かりました。ありがとうございます!

こうして、僕の騎士団員としての日々が始まった。

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