マリア
さぁ、今年もこの日が来たわね、じゃあ願いを叶えて貰おうかしら?
AI少年
わかったよ…
願い星機能を起動します…
ウイィィィン…
願い星機能
さぁ…願いをお話しなさい
マリア
ふふふ…
彼女、マリアはほくそ笑む
そして、
マリア
私は…お金持ちになりたい
願い星機能
その願いしかと聞き届けた…
その瞬間頭上から沢山のお金が ヒラヒラと舞い落ちてくる
マリア
ふふふ、お金持ちになっちゃった♡
舞い落ちる札の一枚を手に取りうっとりと眺めるマリア
AI少年
(こんなはずじゃなかったのに…
もう悔やんでも仕方がない
なんて人間は欲深い
彼女は僕を愛してはいない、彼女が本当に欲しかったのは僕ではなく
機能に過ぎない…
マリア
来年が楽しみだなぁ〜❤️
AI少年
…
マリア
私の願いを叶えてくれる…
マリア
私だけの機械さん❤️
そう言いながら僕の本体を撫でる彼女
この行為だけで幸せを感じる僕は もう…
戻れない…