レイ
螢光中。零ことレイチェルは非常にイライラしていた。
最近、浜里の嫌がらせに腹が立っていた。
直接的な嫌がらせ等はないものの、レイチェルが知らぬ間に
彼らの嫌がらせが行われていた。
相手にしていなかったものの、
生理が近いせいか兎に角腹が立っていた。
レイ
ため息をついて本を閉じると
ダフが遠くから走ってきた。
ダフ
レイ
ダフ
ダフに手を引かれるままついていくレイチェル。
生徒達
廊下には人だかりが出来ていて、レイチェルとダフは無理やりその中心へ行くと。
レイ
この人だかりの中心にいたのは、タミヤ、カネダ、ニコの三人と
浜里ととりまき二人が殴りあっていたのだ。
レイ
ダフ
タミヤがとりまき二人に押さえつけられた時、レイチェルはタミヤと目があった。
タミヤ
レイ
とりまき1
バキッ!!
タミヤ
カネダ
ドサッ!
浜里
ニコ
とりまき2
ドゴッ!!
ニコ
タミヤ
ダフもレイチェルもなす術がなく、駆けつけた教師がくるまで黙って見てることしかできなかった。
タミヤ達は遅くまで説教された後、基地にて事情を聞くことに。
レイ
代えの湿布などを用意し、ついでにお茶も入れたレイチェル。
カネダ
タミヤ
レイ
タミヤ
タミヤ
ニコ
カネダ
タミヤ
レイ
タミヤ
レイ
レイ
タミヤ
タミヤ
レイ
タミヤが貧乏ゆすりをし始めた。そして、カネダとニコは
だんだん会話がヒートアップしていることを感じた。
レイ
レイ
タミヤ
レイ
タミヤ
空気が変わった。
タミヤ
タミヤ
タミヤ
レイ
タミヤ
レイ
レイチェルが初めて怒鳴った。カネダとニコはぴりついた空気が
肌に全身に伝わってきて、仲裁に入れないでいた。
レイ
レイ
ニコ
タミヤ
カネダ
レイ
レイ
タミヤ
タミヤ
ニコ
カネダ
タミヤ
レイ
カネダ
ニコ
レイチェルは、自分の部屋へと戻った。
タミヤ
カネダ
ニコ
ニコ
タミヤ
ニコとカネダは一旦その場を離れ、タミヤを一人にする。
タミヤ
タミヤは深いため息をつく。
タミヤ
レイチェルへの嫌がらせを見てみぬふり出来るならしているし、
好きだから、大好きだからこそ。助けてあげたかった。
そっと抱き締めて背中を撫でて、『もう大丈夫だよ』と声をかけてあげたかった。
行きすぎた、自分勝手な正義を振りかざした結果がこれだ。
タミヤ
タミヤはレイチェルの部屋の前まできた。
タミヤ
ノックしようと拳をドアに近づけるがドア越しにすすり泣いてる声が聞こえた。
多分、レイチェルがすぐそこで泣いているのだろう。
声をかけたいが、その声が錘のように重たい。喉に鉄球でも詰まっているような感じがしている。
タミヤ
タミヤ
振り絞った声で名前を呼ぶ。
タミヤ
すぐ謝罪の言葉が出てこなくて、自分に腹が立って、ドアに一度頭をぶつけた。
ゴツンッ!
タミヤ
タミヤ
タミヤ
タミヤ
タミヤ
タミヤ
ドア越しに話しかけるタミヤ。すすり泣く声は聞こえなくなったが、
肝心の本人が出てこない。
今日はもう帰ろうかと思った時。
ガチャ....
タミヤ
レイ
タミヤ
レイ
ドアに少し隠れて見えないが、泣き腫らした顔をしているし、鼻も若干すすっているレイチェル。
タミヤ
レイ
タミヤ
ぎゅーっと仲直りのハグをして、二人は初めての喧嘩をして、初めての仲直りをした。
ある意味、浜里には感謝だ。
翌日の放課後。
レイ
タミヤ
カネダ
ダフ
レイ
タミヤ
レイチェルが部活に行こうとした時、タミヤに呼び止められた。
レイ
タミヤ
タミヤ
レイ
レイチェルはタミヤ達に手を振って部活に行った。
タミヤ達も基地へと向かうのだった。
完
コメント
13件
お久しぶりです(*^^*) また小説コラボしませんか?