シホ
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シホ
シホ
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遠くから微かに
コツ
コツ
コツ
と、誰かの歩く音がした
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シホ
私は昨日とは違う
太宰の様子に少し戸惑いながら
私は走った
バタンッ
扉が閉まる音が静かな部屋に鳴り響いた
部屋の中はどこかシーンと静まり
私の息をする音だけが響いていた
シホ
そう呟いた私の声は
闇に葬られた
太宰くん、君ならやってくれると思ってたよ
えぇ、私は森さんに言われた任務なら幾らでも
太宰くんそんな君にもう1つ任務をお願いしたい
それはどんな?
██という任務だよ受けてくれるね?
█████?
あぁ、そうなるね
シホ
多分、森さんという人と太宰の会話
扉の向こう側から聞こえてきた
少し聞きづらい部分もあった
新しい任務の内容
それは分からなかった
では
いつの間にか会話は終わっていて
ガチャ
シホ
急に扉が開いた
.
シホ
シホ
.
シホ
.
シホ
シホ
シホ
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シホ
太宰の発言に
少し違和感を覚えながらも
私は眠りについた
何時か分からない
窓から見える景色は
まだ暗かった
そんな時間1度目が覚めた
シホ
いつの間にか太宰は居なくなっていて
新しい任務とやらに行ったのだろうか
私と太宰はポートマフィアという
組織内でペア
おかしい、太宰が
私を置いていくはずがない
『本当にそう言い切れる?』
頭の中で変な声が響く
シホ
私は今どうするべき?
ここに残るか
太宰を探すか
多少無理しても私は悪魔の加護があるから
死なない
『外に出てみようよ』
シホ
太宰は今日様子がおかしかった
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ガチャ
声と同時に現れたのは
中也と呼ばれた男の人だった
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シホ
なぜ生きているか
それは私にとってとても重たいものだった
コメント
2件
最っ高ですねほんと!「なぜ生きている」という言葉それはシホにとってとても重たかった。って!いい所で終わりますねぇ〜!次回も楽しみにまってます!頑張ってください!