シホ
疲れたぁぁ…
.
シホ、少し黙って
シホ
え、?
シホ
うん
.
合図をしたら私の部屋に戻るんだ
.
行くよ
遠くから微かに
コツ
コツ
コツ
と、誰かの歩く音がした
.
3・2・1
.
行けシホ
シホ
わかった
私は昨日とは違う
太宰の様子に少し戸惑いながら
私は走った
バタンッ
扉が閉まる音が静かな部屋に鳴り響いた
部屋の中はどこかシーンと静まり
私の息をする音だけが響いていた
シホ
太宰
そう呟いた私の声は
闇に葬られた
太宰くん、君ならやってくれると思ってたよ
えぇ、私は森さんに言われた任務なら幾らでも
太宰くんそんな君にもう1つ任務をお願いしたい
それはどんな?
██という任務だよ受けてくれるね?
█████?
あぁ、そうなるね
シホ
…?
多分、森さんという人と太宰の会話
扉の向こう側から聞こえてきた
少し聞きづらい部分もあった
新しい任務の内容
それは分からなかった
では
いつの間にか会話は終わっていて
ガチャ
シホ
…!?
急に扉が開いた
.
おや、まだ起きていたのかい?
シホ
ねぇ、さっきの森さんって人との会話
シホ
…どういう任務?
.
シホは気にしなくていいさ
シホ
太宰は死なないよね
.
君はこんな時でも人の心配?中々なお人好しだねシホは
シホ
私は太宰がいなかったら死ねないんだよ
シホ
ただ自分のためだから
シホ
勘違いしないで
.
今はそういうことにしておこうか
.
ほらシホ早く寝なよ
.
明日も…連れ回すよ
シホ
…はいはい
太宰の発言に
少し違和感を覚えながらも
私は眠りについた
何時か分からない
窓から見える景色は
まだ暗かった
そんな時間1度目が覚めた
シホ
だ…ざい?
いつの間にか太宰は居なくなっていて
新しい任務とやらに行ったのだろうか
私と太宰はポートマフィアという
組織内でペア
おかしい、太宰が
私を置いていくはずがない
『本当にそう言い切れる?』
頭の中で変な声が響く
シホ
太宰は…私のことを本当に置いていかない?
私は今どうするべき?
ここに残るか
太宰を探すか
多少無理しても私は悪魔の加護があるから
死なない
『外に出てみようよ』
シホ
うるさい!
太宰は今日様子がおかしかった
.
おい、夜に何騒いでんだよクソ太宰
ガチャ
声と同時に現れたのは
中也と呼ばれた男の人だった
.
あ?テメェシホとかいう
.
んで生きてんだよ
シホ
え…?
なぜ生きているか
それは私にとってとても重たいものだった






