あの夏が飽和する

ボクにとっての『楽しい』はよく分からない

みんなはよく笑顔で楽しいと言うんだ けど楽しいが何か分からないんだ

本当はいけないことだけど線路の上を二人きりで歩いた

その後いろんな人達がたくさんボク達を追ってきた それでもボク達は逃げることをやめない

ボク達を怒る人、悲しむ人、色々な人がいた その中に今まで助けてくれた人達の声がした

けどそれで戻ったらボクは一生の罪を背負うことになるし、もっと扱いがひどくなるかもしれない

そんなのはもう嫌なんだ…

そっかボク達はもう…自由だ なら何しても…いいじゃんか！ 最後くらい！！

勝手に人の財布を盗んだ 酷く起こりボク達を追ってきた、

けど、二人で逃げた

二人なら大丈夫と類だから思える

類とならどこにでも行ける気がした

今更怖いことなんてボクらにはなかったんだ

逃げてることも犯罪してることも分かってるけど

もう額の汗も落ちた眼鏡も今となってはどうでもいい…！！

『楽しい』『幸せ』を感じたことなんてない

そんな溢れ者のボクの小さな 逃避行の、旅だ

ボクは笑ってみせた

逃げ続けるボク達＿

ボクもそんなことを夢見たことはあったけど…

もう感情がぐちゃぐちゃになり そう言いながらワラった

無理やり言いきっているように見えた 本当は不安なんだろう そう思ってしまった

けど、本当は思っていたことがあるんだ

少しでも『幸せ』を感じて見たい そう思ってるんだ

みんなの『楽しい』をボクも思いたいって！！