柏木雷華
……あ
柏木雷華
…ミ、ク……
ミク
大丈夫?
ミク
「雷華」…?
柏木雷華
ゔっ……!!
___誰にも言えないまんま抱えた想いが叫ぶ
___「何で生まれてきたのよっ!!
___あんたなんてっ…!!」
そんな…事___言わないで…
___願っても届かない
黒い微笑がこちらに来るように
異端ゆえの最先端___
ミク
…雷華……ごめんね…
朝比奈まふゆ
……
柏木雷華
………ミクと……まふゆ?
いつもに増して 少し寒気がするセカイ
柏木雷華
(……また…迷惑を…)
柏木雷華
ありがとう…2人とも…ごめんn
朝比奈まふゆ
うるさい
柏木雷華
……え
ミク
…まふゆ……そんな事言わないで
朝比奈まふゆ
…………
柏木雷華
…………
ミク
…………
凍りつくような静けさ
表情を殺し腐った品性の群れのようだった
柏木雷華
……えっと___
朝比奈まふゆ
…ミク……
ミク
…雷華、まふゆはね……
ミク
___っ
大方の予想は着く
仮面を被っていてもなお魅せるから___
柏木雷華
…何で
柏木雷華
……そんな事で堕ちるの…?
気付いたらそんな言葉を発していた
朝比奈まふゆ
……は?
ミク
堕ちるって…雷華……、それはっ___
柏木雷華
もっと苦しんでる人いるのに……?
柏木雷華
そんな事で挫折するの?
私は言葉を止めれなかった
朝比奈まふゆ
…さっきから何
朝比奈まふゆ
知ったような口聞かないで
柏木雷華
___何も知らないから言えるんだよ
ミク
……雷華……止めて
ミク
まふy____
朝比奈まふゆ
っ……
まふゆは感情を殺しきれなかった
哀しそうな苦しみが零れる
柏木雷華
……ぁ
そこでやっと我に返った
ミク
まふゆっ……
朝比奈まふゆ
………!!
ミク
雷華……まふゆ……
ミクが戸惑いの表情を貼り付けている
私はそれを見ているだけだった
柏木雷華
……っ
柏木雷華
ごめん、なさい…
朝比奈まふゆ
…ぅ……
何でこうなったんだろう
どこから始まったのだろう
嘆けど変わらない___
また、ここ
あとも先も見えない暗闇
さぁ、早く…ここへ___
あるのはただ記憶の声だけ___
そしてまた目を醒ます
点と線のエンドロールのように
柏木雷華
___ま、まふゆっ…
柏木雷華
ごめんね…
朝比奈まふゆ
……
柏木雷華
……っ
朝比奈まふゆ
あの時は…私も少し混乱してた
まふゆは感情の無い声でそう言った
柏木雷華
………!
柏木雷華
許してくれる…?
朝比奈まふゆ
別に怒ってない
柏木雷華
……よかった
ミク
……本当に、良かったね
ミク
(でも___あの時の雷華は…)