MIRA
MIRA
MIRA
MIRA
春千夜
竜胆
ミーンミンミンミンミン
夏も真っ盛りの山の中、蝉の声が耳を塞ぐ。
春千夜
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
みーーーんミンミンミンミン
竜胆の頬にも、三途の顎にも透明な雫が垂れている。
竜胆
春千夜
竜胆と三途はスクラップの後片付けの帰りであった。
因みに埋められたのは皆さんお察しの通り山田だよ!
どんまい山田!ファインティン山田!
けど三途と竜胆に埋めてもらえるなんてちょっと羨ましいね!
春千夜
春千夜
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
苔むした岩と岩の隙間からチョロチョロと漏れ出る湧き水に竜胆が気づく。
そしてそっと湧き水に触れた。
竜胆
春千夜
竜胆
そう言いつつも竜胆は自分の手を水に晒すことをやめない
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆がいたずらっ子のような顔をしながら三途の前に立ちはだかった。
春千夜
春千夜
三途がプクッと頬を膨らませ抗議の意を示し竜胆の服の裾をちょっぴりつまむ。
その様子を見て思わず竜胆は頬を緩ませた。
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆
そして竜胆は自分の服の裾を控えめ掴む三途の白い手をとった。
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
春千夜
突然の恋人からの接触に声にならない悲鳴をあげ三途の顔が真っ赤に熟れる。
春千夜
春千夜
そう弱々しく声に出すと、そっと竜胆の指に自分の指を絡ませ握り返した。
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆
春千夜
恋人繋ぎで指を絡ませあったまま、二人はゆっくりと歩き始める。
竜胆
竜胆
ふと、寝ている三途が余りにも綺麗で死んだように見え怖くなることを思い出す。
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
三途にとって、それを約束するということはマイキーより竜胆を優先するということに他ならない。
そして竜胆も、それを解っていた。
春千夜
春千夜
春千夜
竜胆
春千夜
竜胆
竜胆
竜胆の顔に解けるように笑みが広がってゆく。
三途も少し微笑んでいた。
ミーンミンミンミンミン
蝉の音が耳を通り抜ける。
春千夜
竜胆
二人は顔を見合わせて、にっこりと微笑んだ。
幸せそうに手を繋ぎながら歩く彼らを包む空気は、
澄んだ森の香りがした。
コメント
4件
好きです。ありがとうございました
春千夜の喘ぎ声尊!!!そして可愛い!!!
やべ、好き。ブクマするわ♡