〇〇
〇〇
保科宗四郎
保科宗四郎
〇〇
〇〇は一瞬目を見開き、へらりと笑った
〇〇
〇〇
〇〇
保科宗四郎
保科宗四郎
保科宗四郎
保科宗四郎
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇は例え上司でも容赦しない、というような目の色をして言った
保科宗四郎
保科宗四郎
〇〇
〇〇
保科宗四郎
保科宗四郎
〇〇
保科宗四郎
〇〇
〇〇
保科宗四郎
保科宗四郎
〇〇
〇〇
保科宗四郎
保科宗四郎
保科は1冊のノートをそっと差し出す
無地の表紙には、「20××.5.16〜」と記載されていた
〇)お母さんの、字だ……
〇〇は震える腕でそっとノートを受け取った
保科宗四郎
保科宗四郎
保科宗四郎
保科宗四郎
保科宗四郎
〇〇
保科宗四郎
保科宗四郎
保科宗四郎
保科はそう言い残して部屋を出ていった
部屋には、ノートをじっと見つめる〇〇だけが取り残される
〇)お母さん
〇)憎くて憎くてたまらない私のお母さん
〇〇はノートの表紙を捲った
5月16日
あの人と離婚した。
〇〇は私の手で大事に育てる
私のかわいいかわいい一人娘。
何に変えても守ってみせる
5月20日
今日は双子の妹・△△が尋ねてきた
△△は昔っから曲がりきった性格で、ちっとも変わってやしなかった
「お金貸して」 「こいつ(〇〇)うざい」 「彼氏がありえなくて……」
自慢、愚痴、悪口。
黒くてどろりとしたものが彼女の口から永遠と流れ出していた。
話しているうちに△△は腹が立ってきたようで、〇〇を殴ってストレス発散をしようとしていた
私は慌てて△△を帰らせた
次からは〇〇がいない間に来てもらおう…
6月4日
最近、頻繁に△△がくる。
目的はどうやら〇〇のようで、家については「〇〇いる?」と聞いてきた
△△の周りの人達が子供を産み、羨ましくなったようで△△は頻繁に 「あー〇〇可愛いわぁ。ねぇ、頂戴?」 と言ってきていた
私はすごく怖かったし、何より腹が立った
〇〇は道具じゃない……、!
そう言いたいけどいえなかった
△△はすぐにキレるし、なにより私は気が弱くてそんなことをいう勇気など持ち合わせていなかった
このままいつか、〇〇を奪われてしまいそうでこわい……
6月10日
今日ついに事件が起きてしまった
私がトイレに行っている間に、△△が〇〇を連れ帰ろうとしていた
私は慌てて引き止め、〇〇を無理やり剥がしとった
△△は、 「公園に行きたそうだったからさ〜。連れてってあげようかと思って」 と言っていた
明らかに嘘をついていた
もう△△をうちに来らすのはやめよう
6月13日
〇〇が△△に連れ去られていた
△△が私を装って保育園に迎えに行っていた
私が保育園に行った時、背筋が凍った
〇〇がいないと分かって、犯人はすぐに目星がついた
△△だ
それ以外ありえない
私は急いで△△の家に行った
だが、そこには誰もいなかった
なんなら、そこに人の住んでいた形跡などなかった
私はめまいがした。
〇〇が……
私の大事な、〇〇が、……!
今日は眠れそうにない
6月19日
あれからずっと〇〇と△△を探しているけど見つからない
警察にも頼んでみたけど、どーせ何もしてくれない
でも、それでいい
〇〇は絶対に私が見つけ出すから
待っててね、〇〇
××月×××日?
もう今日が何日か分からない
〇〇は見つからない
△△の電話にも繋がらない
△△の事だ、きっと今頃ほ育児に飽きて〇〇に暴力をふるっている
考えただけで背筋が凍る
〇〇がいない
寂しい部屋に一人ぽっち
もうご飯も水も喉を通らない
???月??日
〇〇を返して。
続く
コメント
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お母さん、、、泣
うわぁ、、クズのグズじゃん、、俺が絞め♡♡♡てやるから○○ちゃん安心してね♡