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すもももももももものうち!?

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すもももももももものうち!?

1 - プロローグー1

♥

15

2020年02月22日

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ある所に 百崎という一族がいた。

経済を回すほどの力を持つ一族

長年にわたる当主家争いに勝ち抜いたのは内野崎家だった。

内野崎 一護、率いる 妻の林檎 長男の日向 双子の姉妹 朱桃と桃

この話は双子の姉妹の話である。

内野崎 林檎

朱桃、おいで

内野崎 朱桃

はい。お母様
なんですか?

内野崎 林檎

朱桃、貴女に日向の手伝いをするやくめをあたえます

内野崎 朱桃

お兄ちゃんの手伝い…ですか?

内野崎 林檎

えぇ、この百崎一族には
日向のような優秀な人材と

内野崎 林檎

貴女のような頭のいい女が必要です。

内野崎 林檎

戸籍上では桃が長女となっているけれど

内野崎 林檎

桃にこの役目ができるとは思いません。

内野崎 林檎

そして日向。
日向は長男として生まれてきました。
そう生まれてきたのなら長男らしく
この《内野崎家》の跡継ぎにならなければ行けません。

内野崎 林檎

いいですか?朱桃

内野崎 林檎

貴女は長女の桃のようにお転婆で、毎月見る男が違うような女になっては行けませんよ。

内野崎 林檎

そして我らが一族の天敵

内野崎 林檎

茨野一族の当主家、聡美 白埜に負けぬよう頑張りなさい

姉の桃は毎月のように男が変わる遊び人で、 兄の日向(ヒュウガ)は 頭が悪い。

 そんな姉兄に囲まれ育った朱桃(すもも)は 清楚で上品である。 そして学問においても

兄とは違い優秀で、 文武両道だ。 そして何より容姿が優れている。

そんな朱桃は姉の桃とも兄の日向とも似ていない

内野崎 桃

もぉ~
春乃くんったら♡

内野崎 林檎

桃と来たら…はぁ。

内野崎 日向

まぁまぁ母さん
それも桃の取り柄だろう

内野崎 林檎

こんな娘じゃあ
百崎一族の恥さらしです。

内野崎 林檎

そして茨野一族にも笑われてしまう。

内野崎 林檎

そんな屈辱的なことがあってたまりますか

内野崎 日向

また、母さんたら…

内野崎 朱桃

……

内野崎 林檎

桃は朱桃を見習ってもらいたい

内野崎 朱桃

内野崎 桃

なによ。スモモ

内野崎 桃

今、春乃くんといい感じなんだから!

内野崎 朱桃

ごめん。でもさお母様怒ってるの。

内野崎 朱桃

春乃くんと遊ぶのは明後日の午後15:00〜20:00にしたらどうかな

内野崎 朱桃

その時間は私以外誰もいなくなるし。

内野崎 桃

なんであんたがそんなこと言うのよ

内野崎 桃

出来損ないの私をそうやって笑いものにしてるんでしょ?

内野崎 朱桃

そんなことない。

内野崎 朱桃

私は桃が羨ましいよ。

内野崎 桃

はぁ?

内野崎 朱桃

私は小さい頃から自由を奪われてきたし

内野崎 朱桃

多分遊ぶことだってこれから難しくなる。

内野崎 朱桃

結婚する気もないし

内野崎 朱桃

桃はでもこれなら沢山遊べるし
彼氏?もいる

内野崎 朱桃

だからね。幸せになって欲しいの。
桃には

内野崎 桃

あっそ。

内野崎 桃

私これか春乃くんとデートだからチャットしてこないでね。うるさいから

内野崎 朱桃

……

はぁ……まただ。

どうしたらいいんだろう。 どうすればみんなと仲良くなれるの

聡美 白埜

朱桃さん。お久しぶりです

聡美 白埜

聡美です。
お時間よろしければ少しお話しませんか?

内野崎 朱桃

お久しぶりです。白埜さん。
私でよければ。

聡美 白埜

最近少し悩みがあって。

聡美 白埜

よろしければ聞いていただけますでしょうか。

あぁ、白埜(シロノ)さん…… なんて素敵なお方なのでしょうか。

こうして話してるだけでも 心が洗われる。

そう、わたしと白埜さんは内緒で付き合っています。

こんな最低最悪の一族抜け出して 仲睦まじい茨野一族… 聡美家へと嫁ぎたきいものです。

聡美 白埜

こんな感じで、母はいつも
「桃崎一族の日向だけには負けるな」とうるさくて…。

内野崎 朱桃

私の家もそのような感じです(笑)

内野崎 朱桃

どこの一族もそうなんですかね

聡美 白埜

僕なんかが日向くんにかなうわけないですよ。

内野崎 朱桃

そんなことありません。
兄は少々頭が宜しくなくて

内野崎 朱桃

白埜さんのように鮮明なお方には到底。

聡美 白埜

朱桃さんと早く結婚できたらいいのに

内野崎 朱桃

私も……

内野崎 朱桃

早く、白埜さんと会いたいです

聡美 白埜

今度の土曜日に出かけませんか?

聡美 白埜

お茶でも

内野崎 朱桃

嬉しいです!
ぜひ

聡美 白埜

それでは土曜に駅集合で

内野崎 朱桃

えぇ。

内野崎 朱桃

母が呼んでおりますのでこれにて

聡美 白埜

えぇ。

聡美 白埜

楽しみにしております

嬉しい。 白埜さんとお出かけ。

内野崎 林檎

一護さん。

内野崎 林檎

お忙しいところ失礼します。

内野崎 林檎

現状報告に。

内野崎 一護

あぁ。林檎さん。
いつも悪いね。

内野崎 一護

私の愛しい子供たちはどうだい?

内野崎 林檎

日向は勉強もせずのうのうと歩き回っています。

内野崎 林檎

桃は相変わず
毎月恒例の男を家に連れ込んでいますね。今月は春乃という方です

内野崎 林檎

朱桃はいつもと変わらず1番しっかりしていて、最近は華道に取り組んでいます。

内野崎 一護

そうかそうか……

内野崎 一護

朱桃は安心だね。

内野崎 一護

桃と日向はうん。

内野崎 一護

さすが僕達の子供言ったところかな。

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