ホノカ
ホノカ
彼女の瞳は…
綺麗だった。
とてもとても…
綺麗だった。
3年後また君に恋をする
最終回
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタは誰を選ぶんだろう。
ここ最近はそればかり考えていた。
ヒナタに対する恋を知り、
ヒナタとの距離も実感した。
そしてホノカから言われた言葉に…
確かにそうだなって思ったんだ。
もう一度…
最後に聞きます。
『ヒナタは誰を選ぶ?』
ううん。
ヒナタ……
選択肢は1つしかないんだよ。
それは……
ホノカだけ。
私という選択肢が、もしあったとしても
私は自分からリタイアする。
つまり…こういうこと…
エミリ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
エミリ
ホノカ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
エミリ
エミリ
エミリ
ホノカ
エミリ
ヒナタ
エミリ
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
エミリ
エミリ
ホノカ
ヒナタ
エミリ
エミリ
私は笑顔を作った。
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
ホノカ
エミリ
エミリ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
エミリ
私は走ってその場から逃げた。
うまく笑えてた?
うまく演じることできてた?
ホノカに悪いことしたな…
でもおめでとう。
2人は結ばれるよ…。
本当は………
諦めてなかったけどな…
エミリ
エミリ
身体が急に動かなくなる…
目から熱い雫がこぼれた。
溢れていた。
エミリ
エミリ
私は幼馴染って関係を…
当たり前だと思っていたんだ。
その時点で負けていた。
ホノカはたくさん…
ヒナタを、愛していた。
私が割り込む権利なんてなかったんだ。
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
もう………
間に合わない。
届かない。
もう……
追いつけない。
ヒナタ
突然、後ろから声がした。
少し息のきれた低い声。
3年前とは違う…
成長した声。
私は振り向く…
涙は乾いていた。
エミリ
エミリ
いつものように、
笑ってみる。
ヒナタ
だけどヒナタは返事をしない。
エミリ
ヒナタ
俯いたまま、 静かにズボンの裾を握っている。
少し大きな手で。
そしてしばらくして、口を開いた。
ヒナタ
少し懐かしい口調だった。
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
幼馴染…、
幼馴染…ねぇ、
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
さすがヒナタ、
そう言えたらどんなに幸せだったか、
エミリ
エミリ
ヒナタ
私は少しだけ、笑った。
今度はヒナタの目を見て…
軽々と告げる。
エミリ
ヒナタ
エミリ
エミリ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
ヒナタ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
エミリ
私は優しくヒナタに言った。
するとヒナタは言う。
ヒナタ
と…
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
久しぶりに見たような君の真剣な顔。
あの時、ネックレスをくれたときの…
照れくさい顔と同じだった。
あぁ、変わっていなかったんだ。
あの時と何も……
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
エミリ
君の言葉に何度救われただろうか…
本当に君は私の…
あの小さな勇者ですか?
こんなに大きくなってさ…
でも幼馴染って関係がなくなることはなかったんだ。
ごめんね。
私も君を傷つけたね。
エミリ
エミリ
エミリ
間に合わないなんて…
届かないなんて…
追いつけないなんて…
考えるのはやめよう。
あの頃から変わっていなかったんだ…
それは幼馴染って関係と…もう一つ。
赤い糸に結ばれた関係。
両思い。
後に…
本当に後になって、彼は言ったものだ
ヒナタ
と、小さな子供を抱えながら。
その時も無邪気に笑っていた…
昔から何も変わらぬ笑顔で。
そして、昔のヒナタは言ったものだ
無邪気に笑って、
ヒナタ
ってね…
終わり。
コメント
4件
しろくま 修正しました!!教えてくれてありがとう。
やっぱRION様は、天才です!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
でも、そんなこと気にならない位いいお話でした!