加夜
さようなら……この…セカイ…
私はここから飛び降りしようとした
すると、誰かが私の腕をつかんだ
ほおか
や、やめて~
ほおか
人生何があるかわかんないんだよ!?
ほおか
私は、この間乗っ取られて大変なめにあったよ~-
加夜
……ほおか…さん?
加夜
なぜ、私をとめるの…?
ほおか
とめるのが当たり前!
ほおか
ね、白!(*^^*)
白
あ、ああ
白
仮にも、クラスメイトだ
白
僕…私だって心配する
白
だから、死ぬな
白
…朱夜が死んで悲しいのは分かる…
白
だが、自殺して現実から逃げるのは…違う
白
悲しい事も、嬉しい事も、怒りも、楽しい事もすべてあわせて現実というんだ
白
私と…友達になるか?
白
なりたい
加夜
私と…友達になって…どうするの?
加夜
もう、さ…希望なんてこの世に…ないんだよ…
加夜
私、朱夜がいないと…ダメみたい…
加夜
お願い…そっと…しといて…
白
ふむ…どうしたものか
ほおか
私の時ってどうだったっけ?
ほおか
なんか、メンヘラな性格の幽霊に乗っ取られてたとき!
ほおか
うーん
ほおか
忘れた~
ほおか
とりあえず、加夜を救わないと!
ほおか
ねえ、フェンスから降りよ?
ほおか
で、楽しい世界をみつけようよ!
ほおか
ね?
加夜
うるさい!!
私は叫んだ
もう全てがうるさかった
加夜
ねえ…
加夜
白ちゃんに…ほおかちゃんは…私の事、どう思うの?
加夜
目障りな存在?
朱夜
私にとっては、とても大切な存在!
加夜
朱夜!?
加夜
あのときの事は、全部夢…?
加夜
なんで朱夜がいるの?
白
加夜…幻覚をみてるのか…?
白
…精神科、いった方が安全だな…
白
…ほおか、少し待っててくれ
僕は廊下を走った
僕は白
私というのはやはり慣れない
加夜は、僕の親友ににている
もしや…同一人物?
いや…髪を切って、メガネをかけただけか…
ずいぶん変わったな…
白
はぁ…はぁ
心臓が苦しい
もしや、僕の心臓病が悪化したか…?
くそ…
ここで…死ぬのか?
白
っ…あっ…
ほおか
白!
白
ほお…か…
加夜
白ちゃん…?
加夜はわなわな震えている
僕が倒れたら自分を責めるのでは?
僕はそう思い、立ち上がろうとした
が、僕は意識をそのまま失った
白
…ここ…は?
ほおか
し、ろ…
ほおか
白…白…白!
ほおか
ポロポロ3年間…眠ってた…
ほおか
白が…3年間…
僕はいつの間にか3年もの月日を過ごしていたらしい
白
そうなのか…
白
じゃあ…どうすればいい?
白
そういえば、加夜は?
ほおか
……………………………
ほおか
ごめん、言えない
看護師
………
白
死んだのか…?
ほおか
…うん…ポロ
白
!
白
…そう、なのか……
白
…僕、この3年間を変えてくる
白
ほおか、しばらくさようならだ
ほおか
え…
白
僕、未来変えてくる
白
そして、皆が幸せなセカイを作るんだ