コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
梅雨なのに暑苦しい六月終わり
いつもの様にアイスでも食べたいね、なんて話して
勢いでコンビニへ寄った帰り道
彼氏の言った台詞が私を混乱させる
夏希
湊
湊
三十手前の私と、
三十一の湊さんなら、
確かに結婚、なんて文字可笑しくはない
だけど、それでも
夏希
湊
湊
何時もの巫山戯た口調なのに、 目の奥は不安げに揺れているから
夏希
湊
表情が明るくなったかと思えば 人目も憚らず抱き着いてこられる
夏希
湊
湊
夏希
湊
そう言って笑う湊さんの横顔を眺めていると
湊
夏希
湊
夏希
こういう平和な日々が続くものだとばかり 思っていたけれど、
神様は少しだけ意地悪だ。
旦那さんになってから2日後
元から同棲していた家へ帰ってきた湊さんは
いつもに増してお疲れ気味というか、 顔面蒼白で。
夏希
湊
湊
何だ。そんなことか
なんて思うにはまだ日が浅くて
夏希
夏希
彼の辛さが私にも分担された様な感覚に陥る
夏希
湊
夏希
夏希
少しおどけて言ってみたかった。
彼を安心させたかった。
なのに、私の声は考えに反して震えて
彼の顔が歪むのが見える
湊
夏希
夏希
湊
湊
湊
夏希
湊
夏希
湊
夏希
湊
夏希
湊
そうして、私達の遠距離 新婚生活は始まった