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#花魁坂京夜
ぽん
17
3,289
あき
77
雨が降る冷たい夜
一目につかない場所に作られた、とある研究所
そこには、まだ幼い一ノ瀬四季がいた
四季は小さな椅子に座り、膝を抱えていた
一ノ瀬四季
返事はない
一ノ瀬四季
それでも、誰も来なかった
四季はずっと考えていた
自分が悪い子だから、こんな場所にいるのだろうか
その時ーー
施設の外から、慌ただしい足音が聞こえた
一ノ瀬四季
四季が顔を上げた瞬間、遠くで大きな音が響いた
そして、聞き覚えがない男の声がした
無陀野無人
無陀野無人だった
隣には花魁坂京夜と淀川真澄がいる
3人は施設の中を調べている途中で、奥の部屋に閉じ込められた小さな子供を見つけたのだった
京夜が、そっと四季の前にしゃがみ込む
花魁坂京夜
四季はびっくと肩を震わせ、壁際へと逃げた
一ノ瀬四季
京夜の表情が変わる
花魁坂京夜
真澄もなるべき優しい声で話かけた
淀川真澄
無陀野は四季の様子を静かに観察していた
怯えた目
痩せ細った小さな身体
大人が近づくだけで怯える様子
ーーこの子は、長い間まともに扱われていなかった
無陀野は静かに息を吐いた
無陀野無人
一ノ瀬四季
四季の声が震える
一ノ瀬四季
京夜が目を見開いた
真澄は思わず眉を寄せる
そして無陀野は、四季の目線に合わせて言った
無陀野無人
一ノ瀬四季
無陀野無人
四季は、ポカンと口を開けた
そんなことを言われたのは初めてだった
京夜がそっと手を差し出す
花魁坂京夜
一ノ瀬四季
花魁坂京夜
四季は差し出された手を見つめた
手をとってもいいのだろうか
また、怒らないだろうか
捨てられないだろうか
一ノ瀬四季
その言葉に、3人は一瞬だけ黙った
そして真澄が、四季の頭を優しく撫でた
淀川真澄
無陀野もはっきり言った
無陀野無人
京夜はにっと笑う
花魁坂京夜
四季の目から、ぽろっと涙が溢れた
一ノ瀬四季
花魁坂京夜
無陀野無人
花魁坂京夜
無陀野無人
真澄は四季をそっと抱き上げた
四季は驚いたものの、抵抗はしなかった
その小さな手を、真澄の服をきゅっと握る
一ノ瀬四季
淀川真澄
真澄は優しく答えた
淀川真澄
その夜
四季は初めて、誰かに抱き上げられたまま安心して目を閉じた
ここまで見てくださりありがとうございます
この話はプリ小説に載せてるので続きが見たい人はプリ小説で見てください
こっちは暇な時に投稿するので遅いかもしれません
これから『拾われた鬼の子は、みんなの宝物』をよろしくお願いします
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コメント
2件
初コメ&フォロー失礼します~!! 次も頑張ってください!楽しみにまってます!!!!
うわ、これ……冒頭から心臓掴まれたわ。 「おれを、すてないの?」って四季が震えながら聞くシーン、マジでもう鼻の奥ツンってきた。 大人にちゃんと扱われたことないんだろうなって伝わってきて、真澄が抱き上げたとこで涙腺決壊した。 3人のキャラもちゃんと立ってて、特に京夜の「泣いてもいいけどね!」みたいな温度差がいいアクセントになってる。 続きめっちゃ気になる!