ユータ
玉ねぎってさ、外側がオレンジ色で内側が白いじゃん
モミ
不思議ですか?
ユータ
不思議だね
モミ
調べたら良いのでは?
ユータ
よく分からなかったんだよ
モミ
フラボノイドの一種であるケルセチンがオレンジ色の色素と言われていますね
ユータ
フラボノイドって?
モミ
ベンゼン環同士が3つの炭素で繋がっている構造を持つ物質ですね
ユータ
へぇ?
モミ
難しいことは良いのです
モミ
日光に当たるとケルセチンが増えるようですね
ユータ
へぇ
ユータ
日焼けしているんだ
モミ
似たようなことかと
ユータ
なんか納得したな
ユータ
でも、剥くときに皮がすごく固いよね
モミ
乾燥して水分が抜けているのでしょう
ユータ
あぁ、そうか
モミ
単純な理屈です
ユータ
そうやって、理屈で考えられるのがすごいな
モミ
別にすごくはありません
モミ
理屈で考えると自分が納得しやすいですよね
ユータ
自分のため?
モミ
そうです
モミ
客観的ですから、他人も納得できます
ユータ
ふーん
モミ
自分でも他人でも納得できる、できないことの境界があります
モミ
その境界を探っていくことには比較的価値があります
モミ
やはり難しすぎると理解されない
モミ
理解しようとしていないと難易度は関係ない
ユータ
相手を探っている?
モミ
そういう意味合いもあります
ユータ
試されているんだ
モミ
重要なことは、相手が興味を持っているかどうか
モミ
興味があるなら、こちらは情報を提供しますし、
モミ
興味がないならこちらは引く
モミ
そういった判断の基準
ユータ
玉ねぎの話だよね?
モミ
そうです







