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第七話 床掃除
風雅side
大西風雅
リビングの片づけを終えて、雑巾で床掃除をしていると、パリンッと、庭に面した側の窓が割れる音がした。
外から、すぐに一人の若い男がリビングに現れる。
泥棒かな?と思いながら、男の方をチラッと見る。
男は床掃除をする俺を見つけると
泥棒
と、大声を上げ、逃げて行った。
臆病な奴だなぁ。
俺は雑巾の水をバケツに絞ると、男が残した赤い足跡をたどり、後を追った。
ー解説ー 風雅は、ただの床掃除をしていたのではなく、風雅が殺した人間の血だまりの床掃除をしていた。その場面に出くわしてしまった泥棒を殺しに、後を追ったのだろう。