学校の下校中
ミキ
今日もアピール失敗か
メイ
あ!いた!
ミキ
?
メイ
ちょっと、これ
メイ
ミキのでしょ?
ミキ
私のテニスラケット…?
メイ
さっき私のクラスの笹田ってやつがさ、ミキのラケット持ってて…
ミキ
な、なんで?!
ミキ
部室に置いてあるし…
ミキ
(あれ?確か笹田と同じ部…だったよな)
メイ
「自分で買ったの〜」とか言ってて!ムカツク〜
ミキ
…
メイ
今後、気をつけてね。ミキ
ミキ
ありがとう…メイ
これって…いじめ?
ミキ
いや、まだ分からないよね。
ミキ
なんだか今日はモヤモヤばっかりするな…
ただいま〜
ミキはすぐに部屋に行った
ミキ
もっとアキラに振り向かれるように努力しなきゃ…
と言いながら恋愛のコツが書かれたサイトに目を向けた
ミキ
ふーん、挨拶とかは必須なんだね!これは出来てるし…
ミキ
気遣いで振り向いてくれるかも。か
ミキ
試してみよう!
ミキはさっそく実践してみようと思った
後日
ミキ
おはよー!アキラくん
アキラ
オッス
ミキ
(なんか落ちたりしたら拾うとかかな?)
しかしアキラの机はピカピカだった
アキラ
…(見られてる?)
ミキ
うーん…なんか
ミキ
綺麗すぎて…近づけん…
時間が経つにつれ、さらに話しかけにくくなり、作戦は雲行きが怪しくなってきた
ミキ
(悔しい…)
休憩時間
メイ
ミキ〜
ミキ
おぉ!メイ!
メイ
そろそろ動かないと。アキラくん狙ってる子沢山いるらしい
ミキ
まじかー
メイ
うん。いっその事手紙とか…
ミキ
恥ずかしいって…
メイ
挨拶は出来てるし、イベントとかで急接近!しかない…
ミキ
確かに…近いうちに文化祭もあるよ!
メイ
お!ラッキーだね!
ミキ
多分明日には候補とかするかも!
メイ
てことは!
ミキ
(やった…!チャンス…!)