同担拒否

俺は赤井…

今ネットで大注目を浴びている 人気配信者だ…

イメージカラーは赤…

主にゲーム実況や生放送をメインに 活動していた…。

ｶﾀｶﾀｶﾀｯ

『#赤井　同担拒否』 1000チュイート

どうやらそのタグは、

とある俺の同担拒否さんが原因で トラブルになっていると言うものだった…。

『姫ぽよ@赤井同担拒否♡』

なになに…？

『姫ぽよの赤井ｸﾝ同担拒否まじで論外』

『過激同担拒否…!!』

『そろそろ怖い…』

姫ぽよが炎上しているのは過激同担拒否のせいだった。

その内容をみた俺は…

危うく椅子から転げ落ちる所だった。

『赤井くんは私のもの♡』

『同担拒否は殺しに行く♡』

『赤井くんの住所を特定したから今から行くね♡』

なんだこれは…

姫ぽよというやつのホームをみると、

俺の同担拒否についてのチュイートがたくさん投稿されてあった…

『今○○駅に到着!!あと数キロ♡』

でも一応…本当に来られたら迷惑だなぁ…

チュイートしとくか…

『家に来るのは困るのでやめてくださいwww』

まぁ、俺が直接チュイートしたから

収まるだろ…

10分後…

『赤井くんは私に押しかけられるのが嫌なの？』

『私のこと好きならそんなこと 言わないよね。』

『私のこと…嫌い？』

俺は勇気をふり絞って長めのチュイートをしてみることにした。

『マナーをまもれないファンの方は害悪とみなします。住所特定はやめてくださいね💧』

だが5分後…

『私は害悪じゃない！』

『赤井くんまでわかってくれないの…？』

『大好きなのに…。』

『でも大丈夫。もう○○公園まで来たから。』

『もうすぐ会えるね♡』

さらに5分後…

『ねぇ…もうつくんだけどワクワクしてきた♡』

『あなたに会えると思うと体が熱くなって…♡』

『私のものにどうやったらなってくれるの？』

怖いっ…。

俺は慌ててスマホを取り出し通報しようとした。

だが…

どうせデタラメだと思うと通報できなかった。

そのうちおさまる…

そのうちおさまるから…

やがてそのチュイートは俺の家の前までやってきた。

『もうついたよ♡』

『出てきて欲しいなぁ♡』

『○○号室だよねぇ？』

『あれ、鍵空いてる…』

『今から歩いていくね…』

『今リビングついたよ…』

『こっちの部屋かな…』

『こっちの部屋かな…』

ガタン…バタン…

俺は警察に通報しようと慌てて スマホを操作していた…。

すると…

『みいつけた♡』

『ねぇ。画面みてないでこっちみてよ』

コッチミテ…

ネェアナタノウシロ…