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湊
莉乃
ガタッ
先生
莉乃
日向
ドクンドクン ちょっと待って、何が起きてるの? 目の前の状況にいまいち理解ができない。 若葉の方を見ると、若葉もこっちを見て同じような顔をしていた。 あれは…本物の湊くん…? しかも隣は同じメンバーの日向くん… 分かった…すごい長い夢を見てるんだ… そしてまたほっぺを叩く。
莉乃
やっぱり夢じゃない…? …え?何?ドッキリ…? でもドッキリにしては出来すぎてる。 …あ。 『湊くんと…っアイドルとオタクじゃなくて…別の出会い方したかったな…っ』 もしかして、あの願いが叶ったの? 誰が?神様が? どうして私の願いなんかを?
先生
周りの音が何も入ってこない。 7年間ずっとテレビでしか、ライブでの遠い距離でしか、見れなかった湊くんがすぐそこにいる。 本当に生きてる。 アイドル続けてる。 全てを脳で受け入れられた訳ではないけど、自分の感情に脳はついていかずに涙がこぼれそうになる。 やばい、泣く…! すると湊くんはこっちへ向かってきた。
莉乃
湊
莉乃
湊
急に声をかけられ驚いた私にニコッと笑った湊くん。 と、隣…? 力が抜けそう。 湊くんの視界に入ることなんかないと思っていたのに、今私話してる… 夢でも夢じゃなくてもこれはチャンスなんだから! 伝えたいことをちゃんと…!伝えないと…っ
莉乃
女子生徒達
女子生徒達
女子生徒達
あ…こりゃだめだ… もう湊くんはクラスの女子達に囲まれてしまった。 諦めて私は若葉の方へと向かった。
莉乃
若葉
若葉
莉乃
莉乃
莉乃
若葉
若葉
莉乃
相変わらず若葉は平和ボケがすごい… 湊くんをチラッと見ると、やっぱりかっこよくて。 私は遠くから見つめるのが1番いいや。 それにしても…懐かしいなこの感じ。 初めてライブに行って、湊くんも本当に存在するんだ、生きてるんだってなった時の不思議な気持ちと同じ。 でも段々この状況に慣れている自分が怖い。 近づけば触れるこの距離。 初めてあなたを近くに感じました。