TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

星谷湊です、よろしくお願いします

莉乃

え…っ

ガタッ

先生

水瀬?

莉乃

あ…っすみません…!

日向

夢咲日向です!よろしくね!

ドクンドクン ちょっと待って、何が起きてるの? 目の前の状況にいまいち理解ができない。 若葉の方を見ると、若葉もこっちを見て同じような顔をしていた。 あれは…本物の湊くん…? しかも隣は同じメンバーの日向くん… 分かった…すごい長い夢を見てるんだ… そしてまたほっぺを叩く。

莉乃

…った

やっぱり夢じゃない…? …え?何?ドッキリ…? でもドッキリにしては出来すぎてる。 …あ。 『湊くんと…っアイドルとオタクじゃなくて…別の出会い方したかったな…っ』 もしかして、あの願いが叶ったの? 誰が?神様が? どうして私の願いなんかを?

先生

じゃあ2人とも!自分の席座ってくれ!

周りの音が何も入ってこない。 7年間ずっとテレビでしか、ライブでの遠い距離でしか、見れなかった湊くんがすぐそこにいる。 本当に生きてる。 アイドル続けてる。 全てを脳で受け入れられた訳ではないけど、自分の感情に脳はついていかずに涙がこぼれそうになる。 やばい、泣く…! すると湊くんはこっちへ向かってきた。

莉乃

!?

あの…

莉乃

は、はい!!

隣よろしくね

急に声をかけられ驚いた私にニコッと笑った湊くん。 と、隣…? 力が抜けそう。 湊くんの視界に入ることなんかないと思っていたのに、今私話してる… 夢でも夢じゃなくてもこれはチャンスなんだから! 伝えたいことをちゃんと…!伝えないと…っ

莉乃

…あ、あの!私…!

女子生徒達

ね〜え湊くん〜!

女子生徒達

本当にかっこいいね!

女子生徒達

私◯◯!覚えてね!

あ…こりゃだめだ… もう湊くんはクラスの女子達に囲まれてしまった。 諦めて私は若葉の方へと向かった。

莉乃

若葉…これどういうこと…?

若葉

ねー!なんで言ってくれなかったの!

若葉

サプライズー!?

莉乃

いや違くて…っ

莉乃

変わってるんだよ!

莉乃

前の時は2人はいなかった!!

若葉

そ、そうなんだ…

若葉

じゃあびっくりじゃない!?

莉乃

だからびっくりしてるんでしょ!!

相変わらず若葉は平和ボケがすごい… 湊くんをチラッと見ると、やっぱりかっこよくて。 私は遠くから見つめるのが1番いいや。 それにしても…懐かしいなこの感じ。 初めてライブに行って、湊くんも本当に存在するんだ、生きてるんだってなった時の不思議な気持ちと同じ。 でも段々この状況に慣れている自分が怖い。 近づけば触れるこの距離。 初めてあなたを近くに感じました。

loading

この作品はいかがでしたか?

32

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚