間違った恋

間違った恋／桃赤

今日も話せた、っ

おれは、

ネットの彼に恋をした

優しくて、

面白くて

顔も声も住んでるところも

何ひとつ分からないけど、

すき

この感情が日に日に大きくなってるの、

勢いよく、そう送信した

ふぁ、っ、！？

でん、わ？

‥~ｯ//

携帯がぶーぶーと音を立てた

ほんとに、電話きた‥っ、

声‥、かっこ、いい

笑い声までかっこいいのは、

ずるい、

あ、、言っちゃっ、た

いくら仲良くても、会えない‥よね、

ﾄﾞｷ‥ｯ

‥ばか、

待ち合わせ場所って、、

ここで大丈夫だよね、？

きょろきょろと辺りを見回すと

おれに近づいてくる一人の男性が。

この雰囲気

あの体型

あの歩き方

そして、

この声。

なんで、っ気づけなかったの、？

電話だって、したのに、ｯ

俺が走り出そうとした瞬間に手首を掴まれた。

俺の脳内を読み込めるのかって程、 俺の行動を理解している。

あの時は、運が良かっただけ。

運良く、逃げれただけ。

元カレの桃くん。

俺を長い間‥、閉じ込めた人。

その人が今、目の前にいる。

また、閉じ込められる。

彼の手を見ると、

あの時と同じ鎖。

赤、愛してるよ

それは『前の俺』に対して。

『今の俺』をあいしてよ、赤

でも、それは別の世界でも出来ることだね、

今度こそふたりで終わろうね

ん？HAPPYENDだと思った、？ ふふ、君達の思いどうりにはさせないよ。

えんど

♡1000