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そう聞いても彼女は口を開こうとはしない
彼女には私以外の友人はおらず、
父親からも母親からも嫌われている
先生も面倒事は極力避けたがっているから、
いじめられていても見て見ぬふりをする
だからせめて、私だけは彼女の味方であり続けたい
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そう言ってそっと手を差し出すと、
相変わらず彼女は何も言わなかったけど、
それに答えるように私の手に触れてきた
彼女は泣いていた
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一筋の涙がじんわりと服に染み込んでいく
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こうしてたくさん話して、
今日も彼女との1日が終わる
そしてまた、朝がやってきた
私はもう何日学校に行っていないのだろう…
カーテンを閉ざした薄暗い部屋の中
今日もこうして私は、鏡の中のもうひとりの自分に向かって話しかける…
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