朝、yanくんといつも通りに隣に並んで歩いていたら
et
yan
et
?
yan
上履きの色を見ると、私たちより一つ下の後輩
髪型は、二つ結びで…
…柔らかい笑顔で、明るい子……
et
どこかで、見たことがある気がする
yan
yan
yan
yan
jp
et
jp
yan
yan
yan
yan
yan
yan
et
yan
?
?
?
et
そうだ
yanくんに電話で呼ばれて
公園へ向かった先にいた、嬉しそうに話していたあの子
?
?
yan
yanくんがチラッと私を横目で見るから
まるで何にも気にしてませんよと伝えるように
ニコッと軽く口角を上げる
et
嘘
本当はめちゃくちゃ気にしていて
行かないでほしいと思っているのを気づいて欲しい
でも、私なんかのためにyanくんを困らせることはしたくないし…、
yan
yan
?
yan
?
嬉しそうな表情で、yanくんから離れる
et
誰…なんだろ、あの子…
et
yan
yan
et
今教えに行くんじゃなくて
わざわざ昼休みに教えに行くことにしたのも
全部全部、私のためだって
yanくんの優しさなんだって
そんなことわかってる
わかってるけど
それでも、なんだか…
et
et
これ以上気にしても
いいことないのに
昼休み
朝のことがずっと気になってて
頭から離れずに考えていたら
なんだかお腹が痛くなってきて
湯たんぽでも貰いに行こうかなと保健室の扉に手をかけたら
yan
et
教えに行くんじゃなかったの…、?
?
可愛らしい声が聞こえて
思わず身構える
…保健委員だから、保健室で教えてるの…?
yan
?
?
女の子の声のトーンが上がる
まるで、甘えているような声
?
yan
?
?
et
あの子…絶対yanくんのこと気になってる……
……というか、好きなのかもしれない
yan
かな
かな
et
嘘
嫌だ
やめて
私ですら、ちゃん付けで呼ばれたことないのに
なんだか吐き気がしてきて
口を手で押さえる
yan
jp
et
et
そっと口から手を離す
jp
et
だめ、大丈夫じゃないよ
不安で不安で、押しつぶされそうで
et
今すぐこの場から逃げ出したくなって
jpにそう伝えた途端に、走ろうとするが
jp
et
jp
et
確かに、他の人と全く関係のない会話をしたほうが
少しは気が紛れるかもしれない
et
jp
et
jp
放課後
結局気持ちは薄まらずに
モヤモヤとした真っ黒な感情で心が埋め尽くされてる
et
yan
yanくんが周りを確認してから
そっと手を繋ぎ、指を絡める
et
yan
yanくんが話し始めたのと同時に
ゆっくりと歩き始める
et
yanくんは私のことをまだ好きでいてくれてる
そのことは知ってる…けど
『あー…、ただの同じ委員会の人だよ』
本当に、ただの同じ委員会の人…?
かな…さん、絶対にyanくんに好意を抱いてた
yanくんは、…?意識してるの…?
et
口からその言葉が出てきそうで
言葉をぐっと飲み込む
et
yanくんはかなさんのことどう思ってるの…?
yanくんはただの同じ委員会の人って言ってたしっ…
可愛い子から好かれてて嬉しいよね、
yanくんは私のこと大事に思っててくれてるしっ…
かなさんのこと、好きになっちゃった?
yanくんは私のことを好きでいてくれてるっ…
……よねっ…?
et
yan
et
だめだ、これじゃあ信用してないみたい
目を合わせてくれるのも
目が合ったら微笑んでくれることも
毎日手を繋いでくれることも
全部全部、私のことが好きだからそうしてくれてるんだ
yan
yan
et
やばい…別のこと考えてて聞いてなかった…
yan
yan
et
et
yan
あ〜…そっか
あと少しで夏休みに入るんだ
それなら、かなさんとyanくんが会うのもなくなる……
yan
et
yan
優しい眼差しで私を見つめて
嬉しそうに微笑む
その表情は、私にしかしない表情だから
et
心がふっと軽くなる
大丈夫…、
…yanくんは、私のこと好きでいてくれてるみたい
コメント
16件
お久しぶりです! 私も最近彼氏ができまして、etさんの気持ちがすごく分かります… 用事とはいえ他の女の人と話されるとモヤモヤするというか私と話してる時よりも楽しそうだなとか過剰に捉えてしまうことがあるんですよね〜笑 夏祭りのお話も楽しみに待っているので無理しない程度に頑張ってください!
かなさーん!! 彼女がいる人をあまり好意を抱かないで 特に二人にはね ·͜· 同じように夏祭りだけは邪魔しないで欲しい!! yanくん、誘われたらしっかり断ってくれ
etさんは相変わらず周りを優先する癖が抜けないね。yanくんもそれわかってるんならもうちょっと気にかけてやれよ…彼氏だろ?etさんが嫌になるぐらいにyanくんがetさんしか見てないことを伝えなきゃ。そんぐらいしないとだめだよ。