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復縁を求めて

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復縁を求めて

7 - #/6 幸せのちがい。

♥

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2024年03月07日

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復縁を求めて

#/6

月曜日の朝。 おれは早くから学校に 来ていた。

なんだか今日は 1人でいたかった。

tt

大好きなじゃぱぱにも

大好きな''幼馴染''にも

今は会いたくない。

tt

…、?

誰もいない教室から 泣き声が聞こえる。

廊下で突っ立っているのも 嫌なので、仕方なく 音楽室に 移動することにした。

tt

(聞いた事ある、)

tt

ぁ、

音楽室についたとき、 教室から聞こえた 泣き声が誰のものか "幼馴染''のおれには分かった。

そうゆあんだったんだ。

なぜ泣いていたのか、 なぜこんなにも朝早くに 学校にいるのか。

おれはずっと考えていた。

門の方から賑わった声が 聞こえてくる。 他の生徒もやってきたようだ。

この音楽室からは 校門、庭、運動場を 見ることができる。

tt

…、!

意味もなく校門の方を 眺めていると、そこには じゃぱぱがいた。

誰にも 会いたくないはずなのに、 じゃぱぱにも 会いたくないはずなのに。 おれはじゃぱぱを求めていた。

教室棟に戻り、廊下で じゃぱぱを待っていた。

jp

wwww

聞き馴染みのある 笑い声。 すぐにじゃぱぱの 声ということが分かる。

tt

じゃぱぱ〜!

jp

ぁ!たっつんおはよ!

tt

おはよー!

もぶ

え俺らにはッッ?!

tt

wwおはよ!

jp

ww

おれにとっての幸せは 食べたいものを沢山 食べることでも、 買いたいものを沢山 買うことでもない。

おれにとっての幸せは 大切な人たちと一緒にいる ことだった。

大切な人がいることだった。

もぶ

おはよー

もぶ

おはよ!

jp

この教室うるさー

tt

www

ya

tt

…、

教室に入ったとき、 おれの目はゆあんを 見ていた。

それはゆあんも 同じだった。

ya

目を合わせたまま、 ゆあんはこちらに近づいてくる。

jp

、なに

じゃぱぱは冷たく対応する。

ゆあんにとって、 そんなこと どうでもよかった。

ya

たっつん借りてく

jp

ぇ?ちょ

そう言いながらゆあんは おれの手を引き、 教室をでた。

黙ってついて行くと おれとゆあんは 庭にいた。

tt

どしたん、

何を言われるか 分からない状況で口を開くのは 怖かった。

その相手が幼馴染であっても。

ya

お前は…

tt

…ッッ

あのとき、屋上で 聞いたゆあんの声と 同じだった。

ya

お前は俺のことどう思ってる、?

涙を流しながら 返ってくる答えもわかっている ことを聞いてくる。

tt

…幼馴染、

ほんとはこんなこと 言いたくない。 "幼馴染''なんて言葉は 彼にとって聞きたくない 言葉であるはずだから。

ya

、それだけ、?

tt

ぇ、?

想定外の言葉が返ってくる。

これに関してどう返せばいいか 分からない。

少し悩んだあと、 おれはゆあんの目を見た。

tt

大切な…人、

ya

俺がお前の大切な人でいいの?

いいに決まってる。 おれはそう思ってる。 言ってあげたい。 けど、今はゆあんに おれの声を聞かせては いけない気がした。

ya

縁…切ろ

tt

は、?

沈黙が続いたあと、 おれが聞いた言葉は 今まで生きてきた中、 最も重かった。

ya

俺…もうたっつんのこと考えんの辛い。

tt

ぇ…ぁ…

ya

たっつんは何も悪くないのに。

ya

俺が全部悪いのに。

ya

ずっとお前のこと考えて勝手に泣いて。

tt

…、

ya

俺だって…αに生まれたかった。

tt

ッッ

きっとその''α''は じゃぱぱのことを指していた。

ya

俺だって…

ya

じゃぱぱみたいなやつになりたかったよ…

tt

tt

ほんまに縁切んの…?

ya

きる。もう俺のことは忘れて

そんな言葉、 ゆあんから聞くことになる なんて思ってなかった。 本当はまだおれと一緒に いてほしかった。

それがおれの幸せだから。

tt

わかった、

けど、それが 大切な人の不幸になるなら おれはなんだってする。

#/6 幸せのちがい。

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コメント

2

ユーザー

ゆあんくんに感情移入しすぎて読みながら泣いてました😭

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