僕はお前を信用できない2

あの水族館から家に帰った後 ツカサはすぐに寝てしまっていた

寝ぼけているせいか 祐介といた時のことばかりが 頭の中を覆っている

その時の言葉とキスされた時の 記憶が、より眠気を強くさせる

体が火照っていく

このままじゃ机に突っ伏したまま 寝てしまいそうだ

今日で一緒に遊ぶのは2回目だ

今回もやることは特に決まってない

別に優位に立とうとしてこうしてるわけではない

ただ素直に物を言ってるだけだった

もっと言うと この恋人を存続させる権限なんて 多分僕には無いんだろう

でもそう言う上下関係を気にする気は無い

気にしてるのは祐介がいつまでこの ごっこ紛いに付き合ってくれるのか

緩みきった情けない顔で僕は そんなことを

いかにもすがりつくような顔で 気にしているのだ

こんな風にまともに恋愛したのは久しぶりだな...

ツカサ...

このままだと寝そうだな

俺と違って疲れてそうだし、ゆっくりさせてやるか

俺も頑張んないと...