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💛
❤️の肩を引き寄せて、並んで歩いていた立ち位置を交換する。
❤️
❤️
呆れながら❤️が笑う。
💛
💛
💛
❤️
💛
❤️
❤️
2人して目を合わせてふふっと笑う。
そうだよ。
❤️は僕が守るんだ。
危ないものには近づけない。
❤️は僕の大切な人だから。
❤️
💛
❤️
💛
❤️
💛
❤️
さすが❤️だ。
僕の考えている曲の世界をちゃんと掬い上げてくれる。
❤️の感性はとても綺麗なんだ。
💛
❤️
❤️
❤️
💛
💛
❤️
❤️が顔を赤らめて頬を膨らませる。
きっとそれなりに過激な妄想をしたのだろう。
💛
💛
本当に
可愛いなぁ。
💛
あれから僕と❤️は僕の家で録音作業を開始した。
曲を流せば❤️は僕が欲しかった艶のある歌声で見事に歌い上げる。
もちろん可愛さもある。
本当に理想通りだ。
💛
素直な言葉を伝えると❤️が可愛いらしく照れる。
今回の曲はメンバー曲ではなく2人のペア曲になる。
かけ合いを沢山入れたから❤️の表現力で見事な曲が出来上がっていく。
満足だ。
❤️はやっぱりすごい。
でも
もしかしたら
❤️はもっともっと官能的な可愛さを秘めてるのかもしれない。
背筋がゾクリとする。
知りたい。
可愛い❤️の全てを知りたい。
だが、そこを懸命に押しとどめる。
だめだ。
変なことを❤️に求めるな。
❤️は僕の大切な人で
僕がこれから先も守っていかなきゃいけないんだ。
❤️は綺麗で可愛い子なんだから。
❤️
💛
そう問い返すと、❤️が最近公開された映画の名前を言う。
❤️
❤️
💛
あははっと照れた❤️を僕はじっと見つめた。
自分の中でモヤが小さく立ち上がる。
💛
❤️
❤️
❤️
ウケるよね、そう❤️がケラケラ笑う。
💛
小さかったモヤがどんどん大きくなり僕の自制心を乗っ取りに来る。
僕の知らない❤️を見れるなんてずるい
僕も知りたい。
僕だってずっと❤️の内部に触れたいって思ってたんだ。
でも、誰だって知られたくない姿があって、
僕の欲望のために、❤️の内部にズカズカ入っていくわけにはいかない。
だから、いくら❤️のこと全てを知りたいと思っても、
我慢して側にいたんだ。
カッコいい僕でいたんだ。
それなのに、❤️は僕の知らない人に簡単にそんな姿を見せちゃって
ずるい。
僕もみたい。
❤️
❤️
まるでもう自分には純粋さのカケラもないと言わんばかりに達観して映画の概要を語る。
💛
でもいくら大人ぶったって
❤️は純粋な子だよ。
誰にも汚されていない、
君は綺麗なんだ。
そんな君の内部を簡単にも触れていいというのなら、
僕は
迷いなく
君の中へ入り込むよ。
💛
💛
僕はネクタイを持ち出し、それを❤️の目にかけた。
❤️
💛
キュッと結んでしまえば、❤️の視覚は完全に無くなった。
ジタバタと慌てる❤️の両手を前から優しく握る。
💛
❤️
💛
❤️
❤️
❤️
❤️
❤️は大きく困惑している。
💛
❤️
握っている❤️の手を引き寄せ耳元に口を近づける。
💛
❤️
❤️の耳元で囁けば、❤️の肩がはねた
💛
💛
💛
💛
💛
💛
❤️は抵抗をやめたものの、眉を八の字にする。
可愛いなぁ。
僕は嘘はついてない。
自分の言葉に責任をもてる。
もっともっと
❤️の甘美な魅力を最大限に出した楽曲を作ってみたい
何の偽りもない
本心だ
ただ、そこの奥底には
僕の欲望で溢れている
ただ、それだけのことなんだ
ね?❤️
何も見えていない❤️に、
目を細め、僕はにっこり微笑んだ。
❤️の後ろに周りヘッドフォンを装着してあげる
❤️は慌てているようだが、流れはもうこちらのものだ。
💛
💛
💛
装着したヘッドホンの片耳をずらして、耳元で優しく語りかける
くすぐったかったのか、❤️は何度もコクコク頷いていた
💛
💛
聴こえているかわからない❤️に声をかける
視覚と聴覚を塞がれた❤️に残された感覚は
味覚
嗅覚
そして
触覚
僕は歌い出そうとする❤️に後ろから優しく、包み込むようにハグをする
❤️が僕の腕の中で強ばるのがわかった
❤️、僕を感じ取って
君を抱きしめているのは僕で
君を心から想っているのも僕だって
歌い出した❤️の声が震えている
戸惑いと焦り
でもその奥には
艶やかな吐息が交じる
背筋がゾクリとする
なんて色のある歌い方だろう
甘い
けどまだ熟れてない
もっともっと❤️の秘事を暴きたい衝動が増す
曲の盛り上がりにきた❤️は、頬が赤くなり、息が上がっているのもわかる
思わず❤️の首筋に吸い付いて
❤️の乱れる姿を見たい衝動に駆られたけれど
なんとか自制
でもその代わり
❤️の頬へ
触れるか触れないかのキスをした
❤️
❤️が肩をビクリとさせて声を上げる
その反応があまりにも可愛くて
声を出して笑ってしまった
なんて君は愛らしいんだろう
君の声が僕を狂わせる
もういっそのこと
君の声を、
💛
❤️の唇に自分の顔を寄せる
後ろから❤️の顔を覗き込む体制となるため
必然と❤️に体重がかかり、❤️の眉間にさらに皺がよる
このあと僕らはどうなってしまうのか
頭の片隅のどこかには
そうやって自分で問うが
それよりも
❤️の声が欲しいと思った
❤️
❤️
❤️のすがるような声にハッと我に返る
気づけば曲はもう終わっていた
❤️の唇に重なる寸前だった
とっていいか、というのは
ヘッドフォンかネクタイか
いや、どっちもだろうか
そう考えながら
いつのまにかキツく❤️を抱きしめていた腕の力を弱める
ヘッドフォンとネクタイを取ってあげれば
目も耳も真っ赤にした❤️と視線が交じり合った
💛
💛
❤️
❤️
❤️の拳が僕の胸に当てられる
💛
その後は、2人少しよそよそしくなりながらも
通常のやり取りをして、やることを終わらせて解散した
❤️
❤️
その日の夜遅く❤️からLINEがとどく
やっぱり気になっていたようだった
💛
💛
💛
❤️
❤️
「おやすみ」と書かれた犬のスタンプが届き、強制的LINEが終わる
少し距離おかれちゃったかなぁ…
苦笑いしながらスマホをとじる
実際ののころ
あの音源は音程が定まっておらず
僕の声や❤️の歌以外の声がはいってしまっていた
どこの部分を切り取っても
もとの❤️の歌と合わせると違和感でしかなかった
残念だが、最後に録った歌は使えない
だけどそれ以前に
❤️のあの艶やかな歌を
誰にも聴かせたくない
あれは僕だけのもの
僕だけの声
「純粋ほどエッチなものはないよね」
❤️の言葉を思い出し、背筋がゾクリと粟立つ
💛
あの官能的な声は
絶対に誰にも聴かせない
僕だけの❤️だから
おやすみ
僕の愛しい人
おわり