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時は少々遡り、
ウミとスモーカーはプレゼントを見ていたが…
スモーカー
ウミ
スモーカー
ウミ
スモーカー
ウミ
スモーカー
ウミ
ウミがスモーカーを殴ろうとするがスモーカーがウミの額を抑えているため当たらない。
スモーカー
スモーカーは葉巻の煙をウミの顔にフゥ〜とかける。
ウミ
スモーカー
ウミ
ウミが満面の笑みで言う。
ロー
「「???」」
ウミ
ローがウミの腕を掴み、早足で歩き始める。
ウミ
それを見ていたイッカクは
イッカク
スモーカー
スモーカーがイライラしている。
それからウミの腕を掴み歩いていたローが立ち止まり、ウミの方へ振り向く。
ウミ
ロー
ローが小声で問う
ウミ
ロー
ローがイラついた口調で怒鳴る。
ウミ
ロー
ウミ
ウミが一瞬泣きそうな顔をしたが走り出した。
ロー
ローはウミの名を呼びながら追いかける。
ウミは逃げながら"言いすぎた"と悔いていた。
そして10月3日
ウミの誕生日。
麦わらの一味の皆に祝われ、
サボ達"革命軍"
"キッド海賊団"
ガープ、スモーカー、たしぎ達からは電伝虫で祝われた。
そして夜になり、サニー号では宴が行われていた。
1度風に当たろうとウミは甲板へ出る
静かに風がウミの頬を通り抜けた後、少し強い風が吹く。
???
ウミの後ろから声が聞こえた。
そしてウミは振り向く。
ウミ
そう、この間気まずくなったローだ。
2人の間に気まずい風が吹く。
ロー
ローは1つ息を吐く。
ロー
ウミ
ローがウミにプレゼントを渡す。
ウミ
ロー
ウミがプレゼントを開ける
すると、
ウミ
ウミが帽子を手に持ち言う
ロー
ウミ
ウミがパァ〜と笑顔になる。
ウミの嬉しそうな笑顔にキュンとする死の外科医。
ウミ
ロー
ローの返事の後にウミは白い生地で黒のアザラシ柄のバケットハットを被る。
ウミ
ウミがニコニコしながら尋ねる。
ロー
ローが小さく口角をあげる。
ウミ
ウミは満面の笑みで言う。
ロー
ローは軽く頬を染め尋ねる。
ウミ
ロー
ウミはローに言われてプレゼントの袋の中をもう一度覗く。
ウミ
ウミが目をキラキラさせる。
ウミ
ローはインスタントのお汁粉を大量に入れていた。
ロー
ローがフッと笑う
ウミ
ウミはプレゼントを大事そうに抱きしめ
"世界のつづき"を歌い始める。
ウミ
〜
〜
〜
ウミ
ロー
海風に艶のある黒髪を靡かせながら歌うウミを、ローに生きる意味を与えてくれた、あの少女を思い出させていた。
『生きる意味なんて難しいこと、私には分かんねぇ。 でもさ、意味なんてなくても生きてる事が意味なんじゃねぇかな?』
ロー
ローは確かめるかのようにウミに尋ねる。
ロー
ウミ
ウミが隣に居るローに尋ねる。
ロー
ウミ
ロー
ローが驚きを見せ、確信を持った。
12年前にコラソンと訪れたある島のある山で出会ったローより9つ下でローに生きる意味を教えた初恋の相手だ。
そしてついでに思い出したことがある。
あの時、出会ったのはウミだけじゃない。
幼いルフィ、エース、サボ。
あの日の事を思い出したことで、思い出のピースが揃った。
間違いなくウミはローの初恋の相手だと言うこと。
ウミ
ロー
ローが目を瞑り、微かに口角をあげる。
ウミ
ロー
そして、船室から一味が出てくる。
ナミ
ロビン
ロビンが揶揄いを含めた笑顔で問うてくる。
ウミ
ルフィ
サンジ
ロー
フランキー
ウミ
それからしばらくガヤガヤと騒いでいた。
その後、ローは潜水艦へ戻り、クルー達も寝床に着いていた。
だがウミだけは寝ることが出来なかった。
ウミ
ウミが涙を流して言う。
それから2時間後
ルフィ目線
ルフィ
ルフィは寝ぼけながらも目を覚ます。
そしてルフィが部屋から出ると何処からか歌声が聞こえた。
ウミ
ルフィ
歌の聞こえる方へ近寄るとサニーの頭に座り、ウミが歌っていた。
ルフィはそのまま歌っている姿を聴きながら見つめている。
ウミが人の気配を感じたのか肩を跳ねさせる。
ウミが振り向くとルフィの姿があった。
ウミ
ルフィ
ルフィはキョトンとして聞く。
ウミ
風が吹き、自身の髪が見える。
ウミ
※ウミは能力を使いすぎた時と、覇王色を使った時に髪が白くなる。
そして今、白くなっているのは目から水(涙)を流しすぎたからだ。
ルフィ
ウミ
ウミがツッコミを入れる。
ルフィ
ルフィが爆笑する。
ルフィ
ウミ
ウミが顔を背ける。
ルフィ
ルフィはウミを元気づけるように言う。
ウミ
ルフィ
ウミ
ルフィがニカッと笑う。
ルフィ
ウミ
ルフィ
ルフィが察して言う。
ウミ
ウミが小さく震える。
ルフィ
ウミ
2人の間に沈黙が落ちた。