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ヴィル
意識が浮上する中、見た事のない天井が視界一杯に広がり混乱する
ヴィル
自身がなぜ此処にいるのか思い出すため記憶を漁る
すると思い当たる事があった
ヴィル
生徒が校則を破ってまで魔法での乱闘をしていて
1人が狙いを外し魔法が飛んできて、避けようとしたが酷い目眩がして
そして当たってしまったのであろう
ヴィル
例え疲れていたとしてもあんな基礎もなっていないような雑な乱闘の流れ弾に当たってしまった事が
ヴィルのプライドが許さなかった
それはそれとして、なんの魔法にかかったかも分からない
もしあそこで倒れてしまったのなら保健室にいるのが妥当な考えだろう
だけど少なくともここは保健室じゃない、なら此処は?
そして始めの疑問に戻る
ヴィル
と、ここである事に気づく
ヴィル
身をよじろうとしても動かない思い通りにならない身体に疑問が増える
あの魔法は拘束系の魔法だったのか?
それならまずい、今の状況は圧倒的に不利だ
目だけを必死に動かして辺りを見渡す、すると視界の端に鏡が映り凝視する
ヴィル
鏡の中を見回しても自分の姿がない、一体、、、
止まりかかった思考を動かし、しっかりしなさい私!と喝を入れる
するとピロンッ♪と軽快な音が鳴った
まるでそれは自身から発せられた音のように聞こえた
ヴィル
急に文字が頭の中に入ってきて困惑する
しかもどれが自分に関係がある事で少し不気味に感じた
その瞬間、ビビっと仮定が生まれる
もしかしてアタシ、スマホになってない??
ヴィル
と思った時、扉が開く音がした
一気に警戒心が高まる
そして部屋の主を伺うべく息を潜める
ヴィル
そこにいたのは監督生だった