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Broooork

皆帰ってこなくなったじゃん…

スマイルときりやんが出て行って、きんときもそのまま出て行ったきり帰ってこなくなった

Broooork

僕らにちょっとは状況説明して欲しいよね〜

Nakamu

まぁなんかあったんだろうなぁってのは分かるけど普通に俺らは放置のままでいいのかこれ?w

Broooork

いいんじゃない?w置いてったのはあっちだし

Broooork

僕らだけでなんかする?

Nakamu

ん〜、俺は良いけどBroooorkがそうでもなさそうじゃん

Broooork

え?なんで僕?

Nakamu

だって、きんときときりやんのことが気になるんだろ?

Broooork

まぁ確かに気になるけどどうしたの?

Nakamu

………………あくまでもしらばっくれるつもりなんだな

Broooork

え?…本当にどういうこと?

Nakamu

Broooorkってさ、実はきんときのこと好きだったでしょ

Broooork

………………………

Broooork

どうしてそう思うの?

Nakamu

目線かな。いつもきんときのこと追いかけてたしちょっかい出しに行ってたから。丸わかり

Broooork

なんで今…このタイミングで僕にそれ聞いたの?

Nakamu

…今しかもう時間がないと思ったから

Broooork

……Nakamuまさか

Nakamu

うん。俺そろそろ行かなきゃなんだよね

Nakamuはきりやんと同じように長の後継としてこの世に産まれた

そしてきっとNakamuは近々長になる。だいぶ前からNakamuには帰ってこい、と連絡が毎日来ていたのを知っている

そしてとうとう逃げられなくなってしまったのだろう

Nakamu

お前と話せる時間も短くなるし、長になりゃきりやんと話すなんて以ての外だしな

Nakamu

今のうちに話して驚かせてやらないとと思ってさw

Nakamu

………俺、応援してるよBroooorkのこと

Nakamu

だからお前は遠慮せずに追いかけたっていいんだよ

Broooork

…諦めなきゃいけないんだよ

Nakamu

どうして?

Broooork

きんときはもうだいぶ前から心に決めてた人がいたんだよ

Broooork

本人が気づいてなかっただけできんときがここに居るっていう選択肢をとった時から

Broooork

そこからもう何もかもが始まってた

Broooork

だから、僕は潔く引くんだよ

Nakamu

…………………………

Nakamu

…そっか

Broooork

うん

Nakamu

Broooorkがそういうならいいんだよ

なんでもっとこの話をしなかったのか。心の中で後悔した

だいぶ前からBroooorkの気持ちには気づいていた

でも見て見ぬふりをした

俺は別に見ているだけだと思ったから

でも、その見ている時に色んな人達の入り交じる思いと悪魔のきんときのモテ具合に驚いた

あの悪魔は本当に悪い悪魔だ

人のこと惚れさすだけ惚れさせといて自分は天使の元に行ってしまうんだから

そしてBroooorkはそれに気づいて諦めているのも知っていた

でも不意に見せるやっぱり好きだな。ときんときを見つめるBroooorkを見て俺は湧き上がる感情の名前を知った

その名前を恋と、愛と呼ぶ

気づいた頃にはBroooorkの顔が上手く見れなかったが話すと幸せで隣でいるのだけでもいいと思ってしまっていた

でも、君が悲しんで

諦めた顔をする時、胸が苦しくなってどうしようも無くなった

僕は君のことちゃんと見てるよ。好きだよ

そう伝えてあげたかった

でも俺にはそれが出来なかった

長の後継という足枷が俺についてまわる。好きな人すら選べない

だから心の内に秘めておく

そうしないと俺はいけなかった

その分きりやんはすごいと思う。行動力といい考えることと言い

全て自分がしたいまま、そう生きていくという意志を感じ取れた

悪魔だとか天使だとかは関係なく俺はアイツを尊敬してるし好いている

そして、そんなことだけを考える俺が嫌になる

君が天使ならよかった【WT】

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