日向翔陽の大ファン

丸くて大きな瞳

綺麗な太陽みたいなオレンジの髪

小さい体

あ、笑ってる

日向翔陽くん

君の大ファン

俺は顔だけはいいから

何をしてもチヤホヤされている

皆俺の顔と親の名誉、財産しか見てなくて怪我なんて見てない

日向翔陽

学校内では陽キャの中のいじりキャラみたいな人

それで 俺に初めて話しかけてくれた太陽

それから彼の事を少し調べた

どうやら男子バレー部に入っているらしい

今日は練習試合を観に来た

元々バレーに興味はなく

ルールを少し知っている位だった

そんで

変人速攻とやらに

いや、

その小さな身長で誰よりも高く跳び、誰よりも動いている日向君に目を奪われた

もうそっからは試合を全部観に行った

青葉城西にリベンジを果たしたときなんて、俺はもう

何か

叫んじゃって

流石に話しかけられた

日向、俺さ

父親が嫌な奴なんだ

人の事を表面上でしか見ない。 知ろうとしない。

使える、使えない それでしか人を見ない

そうやって母親も捨てた

綺麗な部分しか汲み取らない

そう

俺にもその血が混ざってるんだよ

あの時、もっと、

笑うな

笑ってんじゃねぇ！

お前らなんか

日向の

何も

知らないくせに！！

教えてくれ

知りたいよ、日向

明るいだけじゃない

辛いのも

苦しいのも

だって俺は

君の大ファン

ジッと見てくる君

自然とﾎﾟﾛﾎﾟﾛ出てくる俺の涙

そう言って手を握ってくる君

本当に君は

太陽みたいな人

日向、試合中はかっこいいとかずるい

新しいストーリーではないです。 新しいやつは男装とバレたら終わりますが終わったら2つ出します