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マフィア物語Ⅲ －白魔の哮り、黎明の泪－

第31話 - 裏切り

2025年09月08日

#創作

#マフィア物語

#連載

#オリジナルストーリー

#第5回テノコン

華

牛ﾀﾝつくね

~( ~³ω³ )~

牛ﾀﾝつくね

しれっと先週の休載申し訳ございませんでした……ちょっと忙しすぎて……

牛ﾀﾝつくね

代わりに今週から3週連続キャンペーン！！やり切れるように応援してください😭

牛ﾀﾝつくね

ではどうぞ！！

2時間前

牧

──ある程度の準備はできましたよ。

牧

…薫？

薫

───！
…ああ、了解。

牧

……薫、
先程の通信で気が立っているのは分かっていますが

牧

ここはどうかあの子達の為にも、私達は冷静に動きましょう。何があっても。

薫

……そうだな。悪かった

ジョーカー

ッ薫さん！

薫

どうした？アイツらか？

ジョーカー

いえ、…いや、そうとも言えるんですけれど…

ジョーカー

GPSが復旧したみたいです。……今は、各々寮に居るみたいです

薫

GPSか、そりゃありがたいな。

薫

(…まぁ、仮にも協力関係になった訳だ。それくらいして貰わないと困る)

薫

通信はどうだ？
一緒に復旧してるか

ジョーカー

うーん……
バックドアで宜しいならば、調べられそうです。

ジョーカー

時間的にもしっかり繋ぐのはまずいでしょうし。

薫

それもそうか。
なら頼んだよ──

牧

薫。レオさん。

薫

ッ！

ジョーカー

？はい。…！

牧

地上、10時の方向から5人…もしくは、それ以上に。

牧

到達まで残り2分足らずです。

薫

！？畜生……！！！

薫

(当局、ではないはずだ。
俺達は刺激していない)

薫

(とすればクジマか…？？
何故、いや、それとも虱潰しに──)

牧

、薫！

薫

っ………！！

牧

必要最低限な物を持って。レオはPCの初期化を。
なるべく急いで！

薫

どうする、？？…一旦は、ここでやり過ごすか？？

牧

奴らが向かって来ている以上、長くは持たないでしょう。

牧

でも少なくともあの部屋よりかは。この間に少し息を整えましょうか

牧

(痕跡は全部は消せなかった。バレるのは時間の問題ですね)

ジョーカー

！奥に非常口がありました。

ジョーカー

どこに繋がるかは分かりませんが、指を咥えて待つより価値はあるかと。

薫

…くっ…分かった、そうしよう。牧もそれでいいか

牧

あなたが言う事なら。

━━━━━━━━━━━━━━━━

薫

───！？誰だッ！！！

光

安心して〜！
敵意はないよ、全くね

光

バレずに隠れられる場所、探してんでしょ？

薫

……──お前

光

連れてってあげる。
着いてきて。

━━━━━━━━━━━━━━━━

クジマ

にしても、あなた方も変わり者です。あんな法螺小説を欲しがるだなんて。

フラン

…！

狄

……

クジマ

私の排除がどんな影響をもたらすか、分かっているのですか？

日晴

………っ

クジマ

…それ相応の事は起こるでしょうね。

クジマ

協会は止まりませんし、此処の者達は、“主̀”を失うことになるのですから。

狄

(……主、ね)

クジマ

ねえ、あなた方は何が良くってこんな事をしているんです？

クジマ

“千年王国”が、
存在してはならない桃源郷だからですか？

狄

ッ！！

狄

黙れ。
その事を喋るな。お前が。

狄

…あんなのは、先生が願ったユートピアじゃない。

クジマ

……ええ。そうでしょう。
だから戦うのでしょう

狄

ッ……

クジマ

その点、私達は似ていますよ。

クジマ

私も千年王国などとかいう、くだらない戯言には飽き飽きしているのです。

狄

…………は？

クジマ

……それでも、
協会には理念があった。

クジマ

あなた方のようなテロリスト集団とは違って、大義を為すために犠牲を払いました。

クジマ

それは私の父が関与した国防局も同じく。
──堕落がその先に待っていると知っていたとしても、

クジマ

一分一秒単位で移りゆくこの世界の端々まで、我らの権威が創り出す剣を振るい、

クジマ

我らの正義から成る黄金の銃弾が、あなた方のような大罪人を罰するのです。

日晴

(何言ってんのこいつ……？)

狄

…お前の茶番に付き合ってる時間は無い。

狄

5秒後には撃つからな。

クジマ

……とか言って、不意打ちするでしょうに。くくっ

クジマ

しかし私も同意見です。
そろそろ“茶番”は、終わらせましょう？

フラン

………………、

クジマ

早くこちらに。さぁ

クジマ

パヴリチェンコ君？

狄

ッ！！

日晴

ぇ、…えッ？！

………ｽﾀｯ

クジマ

すべき事は分かっていますよね。

クジマ

“あれ”の使い方は、熟知していますものね。

フラン

………ええ。

…ｶﾁｬｯ

狄

……──フランさん

フラン

…違うわ。

フラン

私は、…
私の仲間を信じる。

ｯﾊﾞﾝ！！！！

日晴

っっ！！！

狄

……！？！

クジマ

………残念。
急所は外れましたか。

フラン

ｯアっ…！！！ヴグッッ、、

日晴

(なんだ……銃口の…裏側……一瞬、)

狄

(暴発…！？？
否、意図的…)

狄

(………撃鉄側から弾が出るように改造したんだな。
…………フランさんが裏̀切̀る̀事を見越して)

狄

(…クソ喰らえ……この野郎)

-続-

マフィア物語Ⅲ －白魔の哮り、黎明の泪－

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華

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