自分
自分
自分
自分
自分
自分
橙
いつもより気だるい声で俺を呼んだ橙。
少し心配しつつ、俺は返事をした。
橙
赤
赤
橙
赤
彼は"吸血鬼"で、彼女である俺の血を飲む。
最初は俺も信じられなかったが、彼の姿に信じるしかなかった。
橙
赤
橙
思わず間抜けな声が出てしまった。
橙が他の人の血を飲みに行くなんて、彼女として許せない。
赤
橙
赤
橙
赤
橙
そう言ってもらえるのは嬉しいけど、改めて言われると恥ずかしい。
橙
赤
橙
橙
そう言いながら膝の上を指す橙。
俺は橙の膝の上にまたぐように乗った。
橙
赤
橙
橙
橙
俺は橙君が吸いやすいように彼の肩に顔をうずめた。
橙
赤
途端に来る首元の痛み。
でも、どこか気持ちよくて声が漏れてしまう。
そんな中、俺と橙はほぼ同時に背中に手を回した。
橙は途中で背中をなぞってくるので、体が震えてしまう。
ずっとこのままでいたいが、貧血になってしまいそう。
俺は橙の肩をとんとんと叩き、限界を示した。
橙
赤
赤
橙
赤
呑気に笑っていると、手を繋いできた橙。
彼の方を見ると大きい瞳とぶつかり、目を離せなくなってしまった。
赤
俺の呼びかけに応えないまま、唇をつけてきた橙。
さっきとは違い、手が繋がれているので抵抗出来ない。
でも、する気は無かった。
橙
赤
橙
橙
赤
それから何回も口づけを交わした俺ら。
甘くて長い夜はまだ続く_____。
自分
自分
自分
自分
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ブクマ失礼します!
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