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圧倒的な力でNo.1の座に君臨していた国内トップクラスの暴走族を、

たった1人で潰したのはー

サラ

と呼ばれた、絶世の美少女だった

由姫

(サラ…)

由姫

(それは私のことだ)

由姫

(サラっていうのは私の通り名)

由姫

(誰かにいつの間にかそう呼ばれてたんだよね)

由姫

(春ちゃんたちもサラって呼んでくれてたな…)

由姫

(?)

由姫

(でも……)

由姫

(春ちゃんは私の本名を知ってるのに何でサラって呼ぶんだろう?)

由姫

(別に本名を隠していたのはたいしたことないけど、事情があったんだよね…)

由姫

(とにかく、舜先輩が言う 天王寺春季の恋人 っていうのは私のこと)

由姫

由姫

知らない人間はいないって?

サラは伝説の女だからな

みんなアイツに憧れたり、恋い焦がれたりしている

あぁ蓮…生徒会長は別だ

アイツだけはサラの事を知らないらしい

まぁ女嫌いだしな

由姫

(伝説の女…?)

由姫

(もしかして、biteを潰したことかな?)

由姫

(2年前に趣味が悪い最強で最悪と言われたチーム)

由姫

(春ちゃんたちが目をつけられて溜まり場を荒らされた事がある)

由姫

(その時に、私と裏で茜ちゃんが助けに入った)

由姫

(でも、それだけで伝説なんて言われるなんて……)

由姫

(私はそんなに憧れられる人じゃないのに…)

由姫

(憧れられるなら、作戦を考えた茜ちゃんだと思うけど…)

由姫

恋い焦がれてるっていうのは……?

当時のサラの事を知ってる奴はみんなアイツに惚れてるだろうな

2年前に急に姿を消したんだが…どいつもこいつも行方を探しているよ

由姫

(え、えぇ!?)

由姫

(私、チビッ子だしグズだし秀でたところもない女なのにっ…)

由姫

(どうしよう…私がサラだってバレたらがっかりさせちゃうっ)

俺も捜してるんだが、見当もつかないんだ

由姫

(ここにいます!ちんちくりんですみません…!)

さっき言った俺の好きな相手はサラだ

由姫

っ!?

由姫

(舜先輩っごめんなさい!)

どうした?そんなに驚いて…

由姫

い、いえ

由姫

そのサラって人と知り合いなんですか?

由姫

(あ……)

由姫

(私何言っちゃってんの!?会ったことないよ!?)

一方的に、な

助けられたことがあるんだ

本当に……美しかった

この世にこんなキレイなものがあるのかと思ったよ

由姫

(!?)

由姫

(会ったことあるの!?)

由姫

(それでも好きでいてくれたって…舜先輩、目が悪いのかな?)

由姫

へ、へー…そうなんですか……

由姫

(ど、どうしよう…)

由姫

(絶対にバレないようにしなきゃ……)

由姫

で、でも実はたいしたことない人ないのかもしれないですよね、みんな夢見すぎなんじゃないですか?

……おい、サラの事を悪く言うな

由姫

す、すみませんっ

由姫

(急に声が低くなった…)

由姫

(ていうか自分のこと貶して怒られるって…理不尽っ)

1度しか会ったことないが、アイツは俺にとって運命のような相手なんだ

サラにとってはそうじゃないかもしれないが…天王寺の女だとしても、諦めきれない

由姫

(舜先輩…)

由姫

(何でそこまで…)

……サラにあんな男は、相応しくない((ボソッ…

由姫

……すまない、少し喋りすぎたな

由姫には、なぜか何でも話してしまいそうになる

由姫

……と、話はそれたがとにかくこの学園では2つの族が反発しあっている

お前も明日、クラス発表があるだろうが、その中でも別れてるだろう

とりあえず話はこれくらいだが、わかったか?

由姫

は、はい!ありがとうございます!

そんなにかしこまらなくてもいい

着いたぞ

由姫

(うわぁ…)

寮の生徒以外の者が入ればセンサーが反応するようになっているから、問題ない

エレベーター

ポチ

ちなみに俺は手前の部屋で

お前の隣が生徒会長の部屋だ

由姫

(へぇー)

一応、挨拶しておくか

愛想のない奴なんだが……まぁ、会えば分かるだろう

由姫

|*・ω・)و゙ コンコン

蓮、入るぞ

おい蓮、ちょっと来い(でかい声)

……

由姫

(うわぁ…)

由姫

(イケメンってこの人のことを言うんだぁ…)

由姫

(芸能人でもかっこいい人はいるけど、この人は別格だなっ)

おい、聞いてるのか?

……うるせぇ

うるせぇじゃない

今日からお前の隣人になる生徒を連れてきた

由姫

理事長から話は聞いてるか?

あぁ……

ならいい、コイツだ

由姫

白咲由姫です

由姫

よろしくお願いします

チッ

……俺には用がない限り話しかけてくるな、あと

うるさくしたら追い出す

由姫

(えっ…や、野蛮……)

おい、初対面でそんな威嚇するようなこと言わなくたっていいだろう、女子生徒だぞ

由姫

(やっぱり先輩はいい人っ)

関係ねぇ

女とは関わらないって言ってんだろいつも

……

……

由姫

ッ…

由姫

あ、あのっ、大丈夫です!

由姫

舜先輩、庇っていただいてありがとうございます!

由姫

極力ご迷惑かけないようにするので…失礼しましたっ

バタン

……悪い

あいつは女嫌いだから、いつもああなんだ

由姫

そうなんですね、私は平気です!

そう言ってくれて助かる……

まぁ関わることもないだろうから無視してくれ

由姫

コク

それじゃあ、何か分からない事があったら聞いてくれ

……そうだ、3年の階には来ない方がいいぞ

聞きたいことがあれば、俺は基本的に生徒会室か寮にいるからいつでも来るといい

由姫

(え?)

由姫

どうしてですか?

由姫

(学校に慣れたら春ちゃんを探しにいこうかと思ってたのに……)

上級生の階に行かないのがこの学園の暗黙の了解だ

由姫

(ううっ……)

由姫

(でも春ちゃんならきっと見つけてくれると思うし…)

由姫

分かりました

そうか

由姫

今日はありがとうございました!

俺の役目だからきにするな

楽しい学校生活になるといいな

由姫

はい!

由姫

わぁ…

由姫

あ、そうだ

由姫

変装は……もういっか

由姫

ふぅ…

由姫

(スッキリしたぁ)

由姫

そうだ

由姫

通話終了

通話
00:00

は〜い

由姫

こんばんは茜ちゃん

由姫〜

今日はどうだった?

由姫

疲れたよー

由姫

あ、そうそう

由姫

私ね

うん

由姫

生徒会専用の寮に住むことになっちゃった

……

はぁぁぁ!?

えっ、待って!どうゆう…

由姫

お、落ち着いてっ

由姫

それがねっ……

説明

うわぁ…

それは大変だったね由姫

由姫

うん

由姫

ていうかあの作戦考えたの茜ちゃんなのに…

それはいーの!

biteには少しだけ借りがあったし

由姫

でも……

はい!

これで話は終わりっ

由姫

えぇ…

由姫

わかったよ

よろしい!

由姫

由姫

それじゃ

由姫

バイバイっ

うん!

おやすみ

由姫

おやすみ!

由姫

んーっ…

由姫

っと

プルルルル…

由姫

由姫

.*・゚(*º∀º*).゚・*.

由姫

春ちゃんっ

春季

サラ、今何してるの?

由姫

そろそろ寝ようかなって思ってたところだよ

春季

そっか

由姫

春ちゃんは?

春季

俺も

春季

寝る前にサラの声が聞きたくなって

由姫

(嬉しいな)

由姫

(ふふっ)

由姫

(春ちゃんは私がここにいることを知らない)

由姫

(びっくりするだろうなぁ…)

由姫

(春ちゃんとはもう1年会ってない)

由姫

(春ちゃんは月に一度来るって言ってくれたけど)

由姫

(さすがに交通費とかかかるからね…)

由姫

(でもこれからは毎日会えるんだっ)

由姫

私も春ちゃんの声が聞きたかったよ

春季

……かわいいこと言わないでよ

春季

会いたくなるから

由姫

ふふっ

由姫

(本当はもうすぐ会えるよって言いたい)

春季

サラ、声が眠そう

由姫

そうかな?

春季

うん、今日はもうおやすみ

春季

また明日も電話するね

由姫

うんっ、おやすみなさい

春季

大好きだよサラ

由姫

早く会いたいなぁ…

由姫

( - - *)ウトウト

由姫

……

由姫

Zzz‥ᐝ

次回♡200

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