テラーノベル
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あれから数日。
だんだんじゃぱぱとは距離が縮まって来た気がする。
でも、それと同時に気づいたこと。
それは、俺はじゃぱぱが"好き"ってこと。
いや、なんなら一目惚れだったなと今になって思う。
ベンチに座っていたじゃぱぱを目にしたあの日から、 俺は君に釘付けだったのかもしれない。
きっかけも理由も単純。
でも"好き"って気持ちの理由なんて、 それだけで十分でしょ?
俺らは男同士。
振り向いてもらえる保証は無いけど、
すぐに手は引きたくない。
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
そして自覚してからは普通じゃいられない。
じゃぱぱがすごく眩しく見える。
そう、まるで太陽のように。
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
夏休みに入ってすぐ夏祭りがある。
学校でその話題を聞いて、じゃぱぱと 一緒に行きたいなと思っていた。
ゆあん
黙っているじゃぱぱに不安を抱く。
俺と行きたく無かったかな?
それとも他の子と行く約束してるのかな?
もしそれが"女の子"だったら、
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
ゆあん
まさかほんとに行けてしまうなんて、。
夢見たいだ。
ゆあん
じゃぱぱ
好きな人と夏祭りへ行ける。
それだけで顔がニヤついてしまう。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
このご時世で携帯を持っていないなんて珍しいな。
ゆあん
いつでも連絡したいなとか思ってたから、少し残念だけどこの時間に話したい事全部話せば良いのだ。
だって明日もあるんだから。
リンリンリン
ゆあん
今日は金曜日。
実質今日が最後の学校。
月曜日は終業式をして終わり。
そう考えると体が軽い。
ゆあん
そう思って俺は家を出た。
るな
ゆあん
るな
ゆあん
るな
ゆあん
楽しくはない授業だけど、まぁ聞くしかない。
きっとじゃぱぱも今頑張ってるだろうし。
ゆあん
ゆあん
なんて、もう頭の中はじゃぱぱでいっぱい。
ゆあん
放課後
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ただ遠回りしてるだけなんだけど…。
まぁ断るのも申し訳ないし、公園前で 別れればいいか。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
なんか距離近くない?
互いの腕がひっつきあっている。
ゆあん
女子と帰った事が無かったため、普通がわからない。
直接何かされた訳じゃないし、別に良いんだけど、
ゆあん
ゆあん
公園の方を見ると、じゃぱぱはいつものベンチに 座っていた。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱはそこに居るんだ。
来るも何もない。
もしかして死角で見えなかったとか?
俺も初めそんな感じだったし。
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
お前に誤解されたくないからに決まってんじゃん。
俺はお前しか見られない。
俺はひまわりだもん。
太陽の方しか向けないんだもん。
俺はずっとお前の方を向いてんだから、
早く気づけよ。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝500♡
コメント
4件
一気見して、すごい好きな作品だと思いました!! フォロー失礼します!!
最高でした!!じゃぱさん幽霊説が出てきましたね、
じゃ…ぱぱさん? 今日もありがとうございます、最高だよ❣️