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なるせ🐾

なるせです。

なるせ🐾

あらすじってあまり読まないことに気がついて、

なるせ🐾

いつもあらすじに書いていたような注意書きをここに書くことにします

❗️死ネタ注意❗️ ハッピーエンドを予定していますが、この1話はかなり暗めです。 もともと【リクエスト♪】いただいてた アニキの骨折 として書いていたのですが、 ・ 死ネタになってしまったこと ・ BLの香りがすること     からボツになったやつを昇華させました。

なるせ🐾

作者がテスト期間で病みに病んでたので真っ暗いお話です。

[あくまでファンタジーです]

[明るいのは表紙絵だけです]

 本編(1話)はこちら

☟☟☟

初兎が消えた

一人でいるには広すぎるこの家に

俺だけを残して消えてしまった。

あの日から、

俺の時は止まったまま

初兎がいなくなって1週間が経った。

がらんとした部屋がだいぶ冷えていたことに気づく。

季節は日毎に移ろっているのに

彼が、

俺たちを置いて逝ったあの日から

俺の時は止まったまま

悠佑

布団に転がっていても、どうせ寝れはしない。

長い間、ベッドから動けずにいた彼には、体を支える動作すら辛かった。

すっかり痩せこけた腕を気だるそうに持ちあげ、長髪を括る。

死んでしまおうか

頭をよぎったそれは、今は名案であるかのように思えた。

悠佑

飛んだら…

悠佑

楽になるやろか

もしかしたら

悠佑

あいつともう一回会えるやろか

その言葉は、思った以上の鋭さで空っぽの部屋に響いた。

もう初兎はいない

どんなに探しても、

どこにもその影はない

10月の吹き付ける寒さに一つ身震いすると、ベッドを抜け出した。

悠佑

ここ…は…?

 目が覚めたか

悠佑

誰だ?

 神とでも呼ぶが良い

悠佑

生憎信じてないんよ

それならばそれで良い

私がここにいるのは、それが彼の願いだからだ

悠佑

彼…?

そなたの恋人なのだろう?

悠佑

しょ、、う…?

そうだ

そなたを悲しませないこと それこそが彼の願い

悠佑

神なら…

悠佑

あいつを生き返らせろや

悠佑

できんだろ?そんくらい!

まあ…

できなくもないな

悠佑

ただし…

初兎

これ…

悠佑

ん?

初兎

またアザできてるよ

悠佑

ああ…今朝ぶつけたんよ

初兎

最近多くない?

最近、恋人に怪我が増えた。

悠佑

何時間寝ても眠いからかもな

彼はそう笑うけど、目の奥が笑っていない、、 ような気がする。

初兎

ねえ、なんかあったの?

 日に日に増える小さな怪我

どこか悲しそうなその表情

悠佑

なんかって笑

悠佑

別になんもないで?

その意味を素直に話す人じゃないことくらいわかってるけど

初兎

(恋人なのに)

初兎

(年下じゃ頼りない?)

その時深く追及しなかったことを、 後々悔いることになるとは この時は少しも思っていなかった…

🐇🦁いれいす白黒の体調不良&BL

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コメント

17

ユーザー

時差コメ失礼します!切ないぃ、

ユーザー

か、神作に出会ってしまった… フォロー失礼いたします!

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