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h

んん~ッ…!

h

やっと終わったぁ~…!

やっと作業し終わった パソコンには、メールの 通知が来ている。

h

あれ、来てたんだ…確認しないと

カチカチッ

「お疲れ様です。 今回の企画につかせて頂く者です。 危険性もある企画なので、 サポーターはいつもより 多く付けさせていただきます。」

「そして、企画の説明をーーー」

h

「了解です」…っと。

h

あとは質問とかを…

カタカタカタカタ…カチ…カタカタカタカタ…

h

…それと…

数分後

h

よし…こんなもんかな。

カチッ

h

よーし…送信完了っと

にしても最近、 こんな感じでメールも 届くわ、企画のお誘いも来るわで 忙しいんだよね… ありがたいことなんだろうけど。

h

さて…りうちゃんは大学、大人組は撮影準備、となると…

やっぱしょーちゃんに 行き着くなぁw

h

でも何か作業してるかも…ってあ!

何気なく開いた会議部屋。 そこには五つのアイコンの上に 「入室中」と書いてある。

h

何でみんなディスコード入ってるんだろ…

全員集合なら 連絡くれたらいいのに…

h

とりあえず入ってみよっかな…

カチッ

ピコッ

r

じゃあ、

ほとけっちは 無しで。

h

え…?

最悪だ。 僕のことを話している時に 入ってしまった。

n

ほ、ほとけっち、!?

i

なんや、来てたんなら言うてくれれば

h

ねぇ、僕抜きってどういうこと。

いらだったらダメなのに。 落ち着け僕。

i

…聞いてたんか…

y

ほとけ、それは((

h

何?僕抜きで撮影?ご飯?それとも配信?イベントの話し合い?

h

それとも…今後の活動ッ?

何責めてんの。 僕抜きで進めないといけない 話し合いもあるかもじゃん。

h

ッ…なんで…ボソッ

r

…ほとけっち、今のは((

h

なに?そっちが僕のことかやのそとに出したんじゃん、別にいいよ弁解なんて。

h

僕はみんなと違って得意なことも特にないし、個性だってうすいかもしんない。

h

だけどさ、その理由でそのやつを外して話し合って勝手に決めるのは最低じゃん。

違う、こんなこと 話したいんじゃない。

n

ほんとに違うんだって、さっきまでの話で((

h

もういい、1回全員頭冷やしたら?

i

おいほとけ!

h

ビクッ…何、今度は

i

お前は全部勘違いしとる。俺らの話もちゃんと聞けば((

h

うるさい!そいつがいない所で勝手にそいつの話進める人の意見なんか聞きたくない!

y

ほとけ。りうらが怖がっとる。

r

…ほとけ、ち…ごめ…

h

ッ…ちょっと頭冷やしてくる。みんなもそうすれば?

ピロンッ

h

…はぁ…ッ

なんで責めちゃったんだろ、 みんなも説明しようと してくれてたじゃん。

今からでも…戻っ…て…

h

…行きたくない…

もしも勘違いじゃなくて、 本当に今後の活動の話し合いだったら どうしよう。

あれだけ弁解しようとしてたから、 その可能性は無い…はず…

…意味もなく、 スマホを開く

h

さっきは居なかった「初兎」と 書かれたアイコンをタップする。

「しょーちゃん」

h

もう…連絡できる相手は…

さっきの嫌な空気の場に居なかった、 友達1人。

ピコンッ

「どうした?|ω・`)ヒョコッ」

h

この顔文字可愛いなぁ…w

しょーちゃんは可愛い 顔文字を使ってくる。 まるで女の子と話してるみたい。

h

…しょーちゃん、聞いてくれるかな

「さっきまで しょーちゃん以外のメンバーと 話したの」

……ピコンッ

「え、ずる。 何話してたん。 まさか飯か!?」

h

…ずるがられるほど…いい会話じゃないよ…

そうつぶやいて、 返信する。

「あのさ、ディスコ入った 瞬間ね、りうちゃんが」

h

あ…

まちがえて送信しちゃった…

………ピコンッ

「りうちゃんが? 何したん?」

h

…まとめて…言いたかったな、…w

その文単体だと、 どうも送りにくい。

h

「てってれーん!しょーちゃん! ドッキリでした!(´>∀<`)ゝ」

いつものような明るい文を 送る。

ピコンッピコンッ

「おい!ふざけんな!w こっちはマジで何あったんか 不安だったんやぞ!w」

しょーちゃんはえらいなぁ… ちゃんと人の心配してくれて。

h

「ごめんぴ☆ あ、ちょっと作業入ったから またね~、おやすみ しょーちゃん!」

…ピコンッ

「きしょいわマジで!w まぁいいわw、作業がんばれな、 おやすみ。( ˘ω˘ ) スヤァ…」

…言えないまま、 終わっちゃったなw

h

…また戻る…?

でもそうしたとして、 また場が凍るだけじゃないかな?

h

…ダメだ、まだ怖い。

外で頭を冷やそう、 そして戻ってごめんって言おう。

h

はぁ…

外はもう真っ暗。 車の光が飛び交う時間帯だ。

h

…何であんなこと…

「ほとけっちは抜きで。」

何度も繰り返される。 その後の会話まで、はっきりと。

h

…やだなぁ…感情に任せて人に八つ当たりする人…w

自分で自分の行為を責めても、 何も変わらない。

h

…ぼくの…ばかッ

ポタッ…ポタッポタッ…

h

え…?

…なんだ、僕って なきむしだったんだねw

h

…~ッ…

ポタポタ…ポタッポタッ…

声にならない声で、 泣いた。

後悔、羞恥心、怒り、 色んな感情が混ざって、 僕の涙を止めようとする ‪”‬我慢‪”‬ にはならなかった。

「ほとけっちに… 説明しないとじゃん!」

h

え…ッ?

かすかな聞き覚えのある声。 僕はそっちへ目を向けた。

第2話「抜きで」

尊敬してるよ、そして1人だけ。

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コメント

1

ユーザー

すごい……!伏線らしきものが沢山はられてますね…… 私にはこんなたくさんのははれないです……。 なんて言いますか、この作品大好きです!ありがとうございます! 愛されてますね、水くん

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