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─塾─
やっと塾が終わった。 授業中も頭の中はお兄さんの事ばかり。 男性経験があまりない私にとってお兄さんは意識せずにはいられない存在だった。
私
いつもお兄さんがいる場所へ向かう。
お兄さんはそこにいなかった。
私
私
なんだか恋人を待っているような気分だった。 ……お兄さんは彼女とかいるのかな。 もしかして今日はお休みで恋人と過ごしてる……とか。
私
私
多分かれこれ1時間は待ってたと思う。 空が真っ暗だ。 家の方へ背を向け、歩こうとしたその時
警備員のお兄さん
私
警備員のお兄さん
警備員のお兄さん
私
お兄さんは呆れたように私を見た。 ……嫌われちゃったかな……。
警備員のお兄さん
そう言ってお兄さんは私の手を握った。 顔に熱が一気に集まるのがわかる。
私
警備員のお兄さん
私
いきなりすぎたかな。 でも、これだけは知っておきたい。
警備員のお兄さん
私
思ってたことが口に出てしまった。 お兄さんはキョトンとしたあと笑った。
警備員のお兄さん
警備員のお兄さん
私
警備員のお兄さん
優しい目で笑うお兄さんを見て、私は更に胸のたかなりがとまらい。 思わずお兄さんの裾を握り、言ってしまった。
私