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注意 夢小説 口調迷子 キャラ崩壊 ご本人様とは関係ありません

不破湊

あ"~~…

昨日酒飲みすぎた…

不破湊

仕事…行くかぁ

コツコツと音を立てて歩く.

ざわざわとした人の雑音が 鼓膜を刺激する.

不破く〜ん!

不破湊

お久〜!

今日は仕事〜?

不破湊

うん、そっちは?

歩いてただけだよ

ねね、今から遊びに行かない?

不破湊

あ~…

不破湊

今日は予約入ってるから!ごめんね

そっか〜…

じゃあまた今度ね!

不破湊

うん、

いなくなったのを確認して ため息をつく.

思ってもない言葉や嘘を吐くのには もううんざりなのに.

俺は普段よく通ってる道を歩いた.

ここは人気がなくてすごく良い.

ガンッ

すると、突然男と肩が当たった

当たったと言うか、 向こうが当たってきたような気がする

おいっ!

不破湊

…なんですか?

お前当たったのに謝罪もなしか!?

不破湊

貴方が当たってきましたよね?

はぁ?

お前とりあえず慰謝料払えよ

不破湊

なんでですか?

…そう言う奴が一番イラつくんだよ

そして男は手を振り上げた

俺の頬を叩く.

お前みたいにイキってるやつ、うぜぇんだよ

大してモテもしないくせによw

俺のサンドバッグにしてやるよwwww

俺は反射的に目を瞑った

しかし、いつまでも俺を殴らない あの拳が気になって目を開ける.

そこには白い手があり、 男の腕を掴んでいた.

??

…すみませんが

そう呟いてその女は 俺に腕を絡ませてくる.

??

この人、私の彼氏なので

不破湊

ぇ…

??

触らないでもらって良いですか

女は男を睨んでそう言った

はぁ?w

お前に何ができるってんだ?

??

…さぁ?何ができるでしょうね?

そして女は力を強くする.

い"ッ…!

するとすぐにボキッという 乾いた音がした

あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあッ!

不破湊

折った…?

??

今のうちです!

そう言って俺の手を引く女.

俺は初めて 本当の気持ちで人が好きになった.

??

…もう、来てませんかね…

不破湊

…ありがとう

??

あ、いえ…!

??

それに…御免なさい、

??

勝手に腕組んだりして…

不破湊

不破湊

それで助かったから、大丈夫

不破湊

…なんで助けてくれたの?

??

え?

不破湊

別に無視しててもよかったんじゃない?

??

その人は少し寂しそうな顔をした

??

人助けをしたかったからですよ

その言葉を言うときにはもう、 寂しそうな表情ではなく 柔らかい笑顔だった.

不破湊

…名前

??

不破湊

君,名前は?

??

私ですか?

麻衣

日代麻衣です

不破湊

俺は不破湊.

麻衣

不破さん、ですか

不破湊

…友達なって

麻衣

わかりました、

不破湊

敬語もなしで

不破湊

麻衣、よろしく.

麻衣

…!

麻衣

うん、よろしくね、湊

そして初めて、 俺の心からの大切な人ができた

暇な時は電話して、

少し寂しい時は一緒にいてもらって

遊びに行ったり、 行事を一緒に過ごしたり.

麻衣だけは、 心から楽しいと思わせてくれた.

だけどある日、

麻衣が行方不明になった

俺は探した.

必死になって探した

仕事も休んで 女達とも関わらずに.

だけど、 どうしても見つからなかった

不破湊

ッ…なんで………?

心にぽっかりと穴が空いたみたいな気持ちになった

するとその時、電話が鳴った

画面を見てみると 非通知と出ていた

不破湊

…もしもし

??

どうしたの?そんな声で

不破湊

え………?

??

私がいなくなったから寂しかったの?

??

もう湊は寂しがり屋だなぁ〜

不破湊

どこにいたの…ッ?

??

不破湊

探したんだよ…!

不破湊

今どこにいるの?

不破湊

迎えに行く────

麻衣

来ちゃだめだ

不破湊

え…ッ?

麻衣

…ごめんね、湊

麻衣

私もう、

"君のことが嫌いになっちゃったんだ"

不破湊

ま……い…?

その間 ずっと麻衣の後ろからは波の音と 何かが転がるような音が鳴っていた

麻衣

君ももう私のことなんて嫌いでしょ?

麻衣

ならもう関わらないほうがお互いのためだよ

麻衣

だから────

俺は強制的に通話を終了した

不破湊

麻衣

あ、湊偶然だね〜!

麻衣

ここからの景色、綺麗で────

不破湊

もういいよ

麻衣

…なんのこと言ってるの?

不破湊

麻衣も俺と同じだったんだろ

不破湊

嘘を吐くのに疲れて

不破湊

それなのに嘘を吐くのをやめられない

不破湊

嘘が自分自身を飲み込んで

不破湊

依存したように、当然のように嘘を吐く

不破湊

そんな自分に、命に、嘘に、疲れたんだろ

麻衣

不破湊

元気なフリだって、いつか見抜かれる

不破湊

それが怖くて、俺から逃げた

麻衣

……う

不破湊

俺も同じだから、バレるのが怖かったんだろ

麻衣

違う

不破湊

最初から気づいてて俺を助けたんでしょ?

麻衣

違うッ!

麻衣

嘘なんか吐いてない…ッ!

そう叫ぶ麻衣を俺は抱きしめた

麻衣

っ…

不破湊

大丈夫、俺は離れたりしないから

不破湊

一緒に、逃げよう?

そう言い俺は笑う

不破湊

この息苦しい世界から、何もかも捨てて

不破湊

2人で消えよう

不破湊

そうすればきっと、

不破湊

俺らは「本当の俺ら」で生きていける

麻衣

無理、だよ…ッ

麻衣

この世界には逃げ場なんてない…

麻衣

逃げられない…ずっと…っ

麻衣は今にも枯れてしまいそうな声で そう言った

不破湊

…だったら

俺は麻衣の手を引く.

そのまま後ろに下がって、 俺達の体は宙に浮いた

不破湊

もう、死んじゃおっか

麻衣

っ!湊…!

麻衣が俺と離れそうになる.

必死に伸ばしてくる手を引いて そのまま抱き締める

きつく、離れられないように。

麻衣も、俺を抱きしめてくれる.

暖かさを感じた

落ちていく身体の中で 俺は言う.

不破湊

好きだよ

不破湊

だから、来世でも俺を見つけてね

麻衣はそれを聞いて 泣きながら、笑顔で

麻衣

もちろん…!

麻衣

私も、大好きだよ

湊も、見つけてくれる?

もちろんだ

そっか

湊、今までありがとう

それはこっちのセリフだ

また、会えるよね

会えなくても、 絶対に会いにいく

『『またね』』

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コメント

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口の角度がやばぁい 続きいつでも待ってます

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