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今日アイツはいねぇよな?

竜胆

勿論。

竜胆

今日は来るなって言ってあるし。

今日は抗争。 事の発端は、 俺が昔ぶん殴った奴が 復讐とやらに来たらしい。 フル無視しようとしたが、 六本木の灰谷兄弟が逃げたと変な噂を流されても困る。

まだこねぇな

竜胆

嘘話に引っ掛けられたか……

いや、竜胆

そうでもなさそうだぞ

ぞろぞろと遅れて 大人数が入ってきた。 きっと俺らの力におののいたのだろう。 卑怯なヤツら。 そう思った。

そう思っている間、 俺の目の中にとあるものが 飛び込んできた。 気づいたら目の色を変え、 大声を出していた。

竜胆っ!!!逃げろっ!!!

俺らに向かって拳銃を向けてくるヤツら。 多分、俺らを倒すためだけに用意したんだと思う。 俺は竜胆を庇う形で、 守る体制に入った。 銃弾がこの体に突き刺さる。 そう思った。

だが、いつまで経っても衝撃は来なかった。

志那

やっぱり着いて来といて
正解でしたね、笑

志那

蘭先輩、笑

え、、は、?

何してんだよ、お前……

白い制服から、 血が滲み出てゆくのがわかる。 私はこのモヤが気が気じゃなく、 着いてきてしまった。 そして気づいたら、 自分の体に銃弾が突き刺さっていた。

志那

いやぁー

志那

蘭先輩には心臓を
撃ち抜かれなかったですが、

志那

物理的な銃弾で撃ち抜かれましたねぇ笑

竜胆

何、笑ってんだよ、

竜胆の声と共に、体がどさりと 倒れる音が聞こえた。 私が倒れたのだ。 そう考えるのに、時間はあまり いらなかった。

すかさず、蘭先輩が 私の体を受け止めた。 さっすが、 六本木灰谷兄弟の兄

志那

はい、まぁ私そろそろ死ぬんで、

竜胆

まだ助かるかもだろ、、、?

志那

いや、死ぬねこれは死ぬ
私には分かるのだよ竜胆くん

蘭先輩は複雑な表情をしたまま、 何も言わなかった。

志那

このゲーム、
終わらせましょう蘭先輩。

....そうだな。

志那

このくすんでいた世界で、
私はあなたを愛しています。

蘭先輩の頬を触れた。 蘭先輩は、その手を優しく握ってくれた 暖かい涙が私の手に少し流れてきた。

俺も、

志那の事誰にも渡したくない位、
愛してる

そこで全て、私の体の感覚が抜けた。 あぁ、暖かい。

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