テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
受けが弱ってるの良いよね
・ご本人様と関係ありません ・個人用なので駄作 ・学パロ ・体調不良 ・短い ・キャラ崩壊注意 ・何が来ても良い人向け
以下本編 86タップ
片頭痛に溺れていく。ベッドの上で横になっても治ることは無い。いつもくだらない話をする彼のメッセージ画面を開いては閉じてを繰り返す。彼に好きな人が居ると知った以上、邪魔をする訳にはいかない。
友人として、彼の幸せを祝福する。それが今の俺の役目だ。分かっているのに彼に縋ってしまう。彼の優しさを思い出してしまう。
俺の悪い癖だ。彼の暖かさを忘れてしまいたいのに、彼を求めてしまう。気持ちの悪い行動を彼自身が否定してほしいと他力になってしまう。
彼から連絡が来てしまった。彼とのメッセージを開いてしまえば、また彼に縋ってしまう。そんな自分を変えるべく、俺は彼からの連絡を無視した。
🐼
通知をオフにして、目を閉じる。頭の中は雨の音でいっぱいだった。
🦈
🦈
🦈
🦈
🦈
コンビニで買った物をぶら下げて、彼の家に向かう。彼は片頭痛持ち故に大雨の日は学校に来ない。いつもは助けを求めてくるのだが、今日は連絡の一つ無かった。お節介と思われても一目彼の様子が見たかった。
家の前に着き、呼び鈴を鳴らす。
🐼母
🦈
🐼母
🦈
🐼母
数秒後、彼の母親が出てくる。料理中だったのか、美味しそうな匂いがした。
🐼母
🦈
彼の部屋の前に立ち、ノックをする。だが、彼からの返事は無かった。メッセージの返信も無い。ゆっくり扉を開けると、顔を歪めながら寝ている彼が居た。
彼の側に駆け寄り、額に手を当てる。心做しか熱い。起こさないように体勢を変え、彼の脇に体温計を差し込む。勝手にタオルを取り出し、汗を拭き取りながら音が鳴るのを待つ。
電子音が聞こえ、取り出してみると37.8℃だった。
🦈
疑問に思いながら携帯で調べてみる。出てきた結果は介助の方法だった。画像や説明の通りに服を脱がし、服を着せる。着ていた服は一旦畳んで近くに置いた。
ベッドに座り、携帯の電源を点け、時間を確認する。現在時刻は十七時。遅くても二十時にはここを出ないとならない。彼の体調が少しでも良くなっていれば、安心して帰れるのだが、彼が起き上がらないと分からない。
頭を撫でると頭痛に響きそうなので、柔らかな頬を撫でる。すると、水色の眼がゆっくりと覗き出した。
🐼
🦈
🐼
🦈
🐼
🦈
🐼
🦈
🐼
🦈
🐼
彼が部屋から出ていく。罪悪感で苦しかった。今も好きな人と居たいだろうに、俺の所為でその時間を潰している。こんなことなら返信すれば良かった。
一つ一つ後悔していたら頭が痛くなってきた。雨の音が大きく聞こえているような気がする。
🦈
🐼
🦈
純粋な目が痛い。目の奥が熱くなってきた。泣いてしまう前に彼を追い出さないと。いつものように嘘をつけば彼は呆れてくれる。
この際、喧嘩でも良い。
🐼
🦈
🐼
🦈
🐼
🦈
頬を撫でられて安心してしまう。そんな自分の弱さが憎い。涙を堪える気にもならず、俯いて涙を垂らす。
🦈
都合の良い言葉に揺らぐ。この想いが曝してはならない感情と分かっていても、最後は彼の暖かさに預けてみたくなった。
🐼
🐼
🦈
頬を持ち上げられ、彼と目が合った。悲しそうで苦しそうな目をしている。彼は俺の頬から手を離し、俺の目を塞いだ。彼の行動の意図が読めず、硬直していると唇が暖かくなった。
開けた視界には真っ赤な彼が居る。
🦈
🦈
不安な心が消え、彼に抱き着く。背中を撫でる彼の手が嬉しかった。
🐼
🦈
体を離されたと思ったら、彼がまたキスをしてきた。彼に応えるように首に手を回す。何度も何度も俺達は唇を重ねた。雨の音はもう聞こえない。
おまけ
🐼
🦈
🐼
🎤
🦈
🐼
🎤
🐼
🦈
🐼
🎤
🐼
🎤
🐼
🦈
🎤
🐼
🎤