家に帰ると
桃
俺が見たものは、兵隊に行けとの命令の紙
桃
桃
情けないけど俺は腰を抜かし、座り込んでしまった
あの紙が届くと、兵隊にならないといけない
14歳以上からが対象だ
俺が不安だったのは
兵隊の訓練が過酷だって事でもなく
親と離れないと行けないと言う事でもない
俺が不安だったのは、兵隊を集めだしたら
そろそろ、戦争を始めるという合図だとよく耳にする
それが本当なのかは分からない。
けれどきっとそうだ。
だってこの数百年間そうやって戦争をしたから。
いつものように国境に行ったが
君の姿はなかった
ただただ、そら一面に星が広がり
冷たい空気が漂っている
桃
そう、当たり前じゃなかったんだ
分かっていたのに、
青と楽しく喋れた日々は、当たり前だと錯覚していたが
それは、当たり前じゃなく、
かけがえのない、貴重なじかんだったことに
今さら改めて気づく
桃
コメント
2件
今回もめちゃくちゃ良かった! 今後どんな話になるのかがめちゃくちゃ楽しみだし あぐの書き方めちゃくちゃ見やすいから話を読むのもめちゃくちゃ楽しくなる!