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我ら白鳥沢学園の日常は

第26話 - 花火大会

13,461

2023年01月28日

#ハイキュー夢小説

#白鳥沢

#夢小説

#ハイキュー

#青春恋愛

#ドラマ

希紀🏐🎨

翌朝

白布想二朗

おはよう〜

白布想二朗

お、○○ちゃん早いね〜

△△ ○○

あ、おはようございます

白布想二朗

まだ6時過ぎだよ？やっぱり知らないところだと寝心地悪かった？

△△ ○○

いえ、全然

△△ ○○

部活ないの忘れてて普通に目覚ましかけちゃってて

白布想二朗

なるほどね〜

昨日はお風呂を借りたあと、空いている和室に布団を敷いて泊まらせてもらった

△△ ○○

想二朗さんは？

白布想二朗

ん？俺は今日、明日の準備に呼ばれてて

△△ ○○

明日？

白布想二朗

あれ、知らない？

白布想二朗

明日近くの神社があるところで花火大会があるんだよ

白布想二朗

結構でかいイベントで屋台も沢山出るんだよ

△△ ○○

そうなんですか

△△ ○○

(そういえば小さい頃おばあちゃんに連れて行ってもらったことあったっけ)

白布想二朗

俺は手伝いにまわるけど、家の弟たちも……特に末っ子は結構楽しみにしてるみたいでさ

白布想二朗

○○ちゃんも行ってみたら？

△△ ○○

まぁ…暇があったら…

白布想二朗

今日はおばあちゃんの病院に行くんだっけ？

△△ ○○

はい、祖母とはもう連絡取ってあるので

△△ ○○

お昼ぐらいには着くかなと

白布想二朗

もう少しゆっくりしていってもいいんだよ？

白布想二朗

まさか朝ごはんも食べてかないつもり？

△△ ○○

近くのコンビニで買っていくので大丈夫です

△△ ○○

お母さんがいらっしゃったらおいとまいさせてもらいます

白布想二朗

もう何泊かしていけばいいのに

白布想二朗

母さんも喜ぶよ笑

△△ ○○

いえ、これ以上お世話になる訳にはいかないので

白布想二朗

随分と礼儀正しい子だなぁ

白布千二郎

想兄〜！

白布想二朗

お、千おはよう

ドタドタと階段を駆け下りてくる音がしたと思ったら、小学生くらいの男の子が想二朗さんに抱きついた

△△ ○○

(………千…)

△△ ○○

(……………千ってどっかで…？)

白布天二郎

おい千、危ないから走るなって言ってんだろ！

白布想二朗

天もおはよ

白布天二郎

想二朗まだいたのかよ

白布天二郎

支度しなくていいの？

白布想二朗

まだ1時間あるから平気だよ

白布想二朗

そんな早く出ていって欲しいのか？

白布天二郎

別にそういうわけじゃねぇけど…

立て続けに降りてきたのは中学生か高校生くらいの白布にそっくりな男の子

△△ ○○

(身長が白布よりちょっと低いから分かるけど、同じだったらあんまり見分けつかないかも…)

白布天二郎

…ていうか

天と呼ばれた彼はこっちをギロっと見る

白布天二郎

誰？こいつ

白布天二郎

不審者？

ビっと私を指さすと鋭い眼光で睨みつけてくる

白布千二郎

え゛っ

△△ ○○

(うわぁ、なんかますます白布にそっくり…)

白布想二朗

こら天、失礼なこというんじゃないよ

白布想二朗

△△ ○○ちゃんだよ

白布天二郎

なんだよ、想二朗の彼女かよ

△△ ○○

(いや違う)

白布想二朗

違うよ、俺の彼女なわけないじゃないか

△△ ○○

(その通り)

白布想二朗

残念だけど賢のだよ

△△ ○○

(いやまってそれも違う！！)

△△ ○○

ちが、

白布天二郎

はぁ？マジかよ賢二郎彼女いんの？

白布天二郎

あの性格でか？

白布想二朗

お前も似たようなもんだろ笑

白布千二郎

賢兄の彼女ー！！

△△ ○○

ちょっとまって違うからっ

白布賢二郎

お前ら朝からうるせぇよ

白布想二朗

賢おはよ

白布賢二郎

はよ

白布天二郎

賢二郎彼女いたのかよ

白布天二郎

そんでのうのうと家連れてきたのか？

白布賢二郎

彼女なわけねぇだろこんなゴリラ

△△ ○○

おい

白布賢二郎

マネージャーだわアホか

△△ ○○

(白布が2人…)

△△ ○○

(こんなんバグるわ)

白布想二朗

まぁまぁ

白布想二朗

お前ら2人はすぐ喧嘩する

白布想二朗

ごめんね、○○ちゃん

白布想二朗

こいつらは昨日言った弟2人

白布想二朗

こっちが三男の天二郎。今中3

白布想二朗

それでこっちが四男の千二郎。小5

△△ ○○

あ、はい

白布想二朗

んで、この子は賢の部活のマネージャーさんだって

白布想二朗

訳があって1晩泊まってたの

白布想二朗

そういえば母さんは？

白布千二郎

母さん、天気がいいから先に洗濯もの干しちゃうって！

白布想二朗

この時間から？！はやくない？！笑

白布天二郎

早いっつったけど鼻歌歌ってて聞いてなかった

白布想二朗

そっか、じゃあしょうがない

白布想二朗

皆で飯作るべ！

白布千二郎

作るー！

白布想二朗

じゃあ千はサラダの盛り付けしてコップとか箸とか並べてくれる？

白布想二朗

天は昨日の残りの味噌汁温めて、賢は卵焼きでもやってくれる？

白布千二郎

分かった！

白布天二郎

はいはい

白布賢二郎

しゃーねーな

△△ ○○

(いや……白布家仲良しすぎんだろ…)

白布想二朗

○○ちゃんもさ、どうせなら食べてってよ

△△ ○○

いえ、私は…、

白布賢二郎

食ってけよクソガリゴリラ

△△ ○○

はぁ？！うるせぇクソアホカッパ！

白布想二朗

まって、喧嘩しないでよ

白布天二郎

喧嘩のレベルが小学生

白布賢二郎

あ？

白布天二郎

なんだよ？

白布想二朗

そっちも喧嘩しないで！

白布家で朝ごはんをいただいたあと、すぐに家を出て、最寄り駅から病院に向かった

親からは着信もメールもない

ある方が逆に怖いからない方が全然いいけど

本当は私に興味なんてないんだろうな

あの人達にとっては私は物と同じ

昔はこんなこと無かったのにな

そんなことを考えていたら、おばあちゃんの病室の前にたどり着いた

私は2回ノックをしてからドアを開ける

○○のおばあちゃん

あら○○いらっしゃい

△△ ○○

久しぶり、おばあちゃん

○○のおばあちゃん

また少し髪の毛も身長も伸びたのね

△△ ○○

うん、結構

○○のおばあちゃん

そこの椅子座って、どうせ来たんだからちょっとお話しましょ

△△ ○○

うん、そのつもりで来た

△△ ○○

フルーツ買ってきたけど食べる？

○○のおばあちゃん

あらいいの？

△△ ○○

私が皮ムクね

○○のおばあちゃん

ありがとう

○○のおばあちゃん

…それで、お家には1回帰ったの？

△△ ○○

…うん、でもちょっと嫌で出てきちゃった

○○のおばあちゃん

ごめんね、おばあちゃんがぎっくり腰なんざして

△△ ○○

全然おばあちゃんのせいじゃないよ

△△ ○○

誰も悪くないよ

○○のおばあちゃん

○○は本当に優しい子ね

△△ ○○

そうかな…？笑

○○のおばあちゃん

昨晩はどこにいたの？

△△ ○○

えっ…と

△△ ○○

たまたま部活の友達がいて、泊めてくれた

○○のおばあちゃん

じゃあ今度お礼にいかないとねぇ〜

○○のおばあちゃん

ダンスは楽しい？

△△ ○○

あっ…いや…

△△ ○○

私、4月にダンスやめたんだ

○○のおばあちゃん

えっ？そうだったの？

△△ ○○

うん、今は男バレのマネージャーやってて、この前全国大会にも行ってきた

○○のおばあちゃん

すごい強豪なのねぇ〜

○○のおばあちゃん

○○もとってもバレー上手だったけどねぇ

△△ ○○

もう今はそんなに動けないよ笑

△△ ○○

でもこの前のスポフェスではバレーで優勝したの

○○のおばあちゃん

すごいじゃない〜！さすが私の孫ね！

ここだけなんだ

おばあちゃんだけなんだ

私のことをちゃんと大切に育ててくれたのは

頑張ったらその分褒めてくれて

辛い時も何も言わずに家に泊めてくれて

たった一人だけの

大好きな家族

△△ ○○

この前…全国大会行った時ね、そこ東京だったんだけど…

△△ ○○

結翔にあったの…

○○のおばあちゃん

！結翔に…？

△△ ○○

うん…でも、結翔なんて知らないって言われたし、離縁って呼ばれてた

△△ ○○

でもあれは、間違いなく結翔だった…

○○のおばあちゃん

……○○

○○のおばあちゃん

こんなこと言いたくないけど…もう、結翔のことは忘れなさい

○○のおばあちゃん

お父さんとお母さんのことも信用しなくていい

○○のおばあちゃん

ずっとおばあちゃんの所にいていいのよ

△△ ○○

………………うん

すぐに返事が出来なかったのはなんでだろう

あんな人たち、もう大っ嫌いなはずなのに

△△ ○○

じゃあ、私そろそろ行くね

○○のおばあちゃん

ありがとね、フルーツも美味しかったわ

△△ ○○

良かった

○○のおばあちゃん

家のものは好きなのを好きなだけ使っていいからね

△△ ○○

ありがとう、またお盆終わったら返しに来るね

○○のおばあちゃん

楽しみにしとくわ〜

△△ ○○

おばあちゃんも腰お大事にね

○○のおばあちゃん

えぇ、早く治さないとねぇ

おばあちゃん家

△△ ○○

やっぱり家と違って綺麗だな

白布家から約10分の距離

無事におばあちゃん家につくと、私は荷物を下ろして、いつも使っていた部屋のカーテンを開ける

死んだおじいちゃんがお金持ちだったこともあって、家は一人暮らしには広すぎるほどだ

△△ ○○

軽く掃除機でもかけるか

綺麗とは言っても入院中は掃除が出来てないだろうから少しは汚れているのだろう

それを掃除すべく、私は掃除用具を取り出した

しばらく経って、そろそろ晩御飯の支度をしようとした頃

白布から連絡があった

白布賢二郎

おいゴリラ

△△ ○○

んだよカッパ

白布賢二郎

無事部屋入れたのかよ

△△ ○○

うん

白布賢二郎

あっそ

△△ ○○

要件それだけかよ

白布賢二郎

ちげぇよ

△△ ○○

じゃあ何？

白布賢二郎

母さんが夜、飯食いにきたらだってよ

△△ ○○

はい？

白布賢二郎

字読めねぇのかよ

△△ ○○

読めたから言ったんだよ

白布賢二郎

んで来ねぇの？

△△ ○○

迷惑だからいいよ

△△ ○○

お気遣いありがとうございますとだけ伝えて

白布賢二郎

自分で伝えろ

△△ ○○

無理言うなよアホ

白布賢二郎

じゃあ来い

△△ ○○

だから迷惑だからいいっつの

白布賢二郎

迷惑じゃねぇからこいっつってんだろ

△△ ○○

昨日も今日もお世話になってるんだから

白布賢二郎

関係ねぇわ

△△ ○○

あるだろ

白布賢二郎

ない

△△ ○○

ある

白布賢二郎

ない

△△ ○○

ある

白布賢二郎

いいから早く来ねぇと母さんが泣く

白布賢二郎

こっちがめんどいから来い

△△ ○○

意味わからんわ

白布賢二郎

もうお前の分も作り始めてんだよ

白布賢二郎

ご機嫌に鼻歌歌いながらな

△△ ○○

いや作り出す前に止めろよ

白布賢二郎

知らねぇよ

白布賢二郎

気づいたらもう作ってたんだよ

白布賢二郎

連絡しろって板挟みにされてる俺の気持ちになれ

△△ ○○

んなの知らんわ

白布賢二郎

とりあえず来い

△△ ○○

えぇ〜…

△△ ○○

本当に冗談抜きで悪いし…

白布賢二郎

本当に冗談抜きで母さん泣くから来い

白布賢二郎

お前が来ない方がこっちが迷惑だ

△△ ○○

だからそれは知らんて

白布賢二郎

明日の話もあるから来いマジで

白布賢二郎

鍵空けとくから勝手に入ってこい

△△ ○○

明日の話って何？

△△ ○○

っておい

△△ ○○

未読無視すんな

△△ ○○

おいカッパ

△△ ○○

(はぁもう…)

△△ ○○

(行くしかないか…)

△△ ○○

おじゃましまーす……

私はお風呂を済ませて新しい服に着替えると恐る恐る白布家に来た

白布賢二郎

遅い

△△ ○○

お風呂はいってたんです💢

白布賢二郎

長風呂とかじいさんかよ

△△ ○○

せめてばあさんにしろよクソカッパ

白布賢二郎

あ？

△△ ○○

なんだよ

白布母

○○ちゃんいらっしゃーい！

白布母

ご飯できてるわよ！！

白布母

さぁさぁ中入って〜！

△△ ○○

え、あ、ちょっ…！

私は白布のお母さんに強引に連れられてリビングまで入った

白布母

○○ちゃんの席ここね〜！

白布母

お箸も新しいの出したのよ〜

白布母

花柄で可愛いでしょ？

△△ ○○

は、はい…

△△ ○○

なんかすみません…

白布母

全然いいのよ〜

白布想二朗

母さん落ち着いて

白布想二朗

○○ちゃん困っちゃうから

白布母

あらそう？

白布母

じゃあ私は冷蔵庫にしまってあるサラダ出してくるわね〜

白布母

賢ちゃんは天ちゃんと千ちゃん呼んできて〜

白布賢二郎

ちゃん付けやめろっつの…(ﾎﾞｿｯ)

△△ ○○

(なんかすごい…嵐みたいな人だ…)

白布想二朗

○○ちゃんこんばんわ

△△ ○○

あ、はい…こんばんわ

白布想二朗

なんかごめんね

白布想二朗

母さん強引だからさ

△△ ○○

いえ…

△△ ○○

こちらこそお世話になりまくりで…

白布想二朗

いや全然

白布想二朗

むしろ母さん、○○ちゃんいるとすごい楽しそうだからさ

白布想二朗

○○ちゃんさえ嫌じゃなかったらお盆の間ちょいちょいおいでよ

△△ ○○

考えときます…

白布天二郎

あ、ゴリラさん来てんじゃん

△△ ○○

…………………

白布千二郎

賢兄の彼女だー！！

△△ ○○

…………………

白布賢二郎

彼女じゃねぇっつってんだろ

△△ ○○

おい白布

白布賢二郎

あ？

△△ ○○

弟に無駄な入れ知恵してんじゃねぇよ💢

△△ ○○

このクソカッパ

白布賢二郎

あ？なんも教えてねぇよ

白布天二郎

賢二郎が言ってたからそうなのかと思って

△△ ○○

(マジでこの白布兄弟ムカつく)

△△ ○○

このクソカッパ兄弟が

白布賢二郎

ふざけんな

白布天二郎

こいつと一緒にすんな

白布千二郎

賢兄の彼女ゴリラなの？

白布想二朗

違うよ、っていうかそういうこと言わない！

白布想二朗

賢二郎も天二郎もやめなさい

白布賢二郎

ﾁｯ

白布天二郎

ﾁｯ

△△ ○○

(うわぁ…似てる…)

白布母

さぁ持ってきたわよ〜

白布母

食べましょ！

いただきます (By全員)

△△ ○○

そういえば白布

白布賢二郎

ん？

△△ ○○

明日のことって何？

白布想二朗

賢二郎まだ言ってなかったの？

白布賢二郎

別にいいだろ

△△ ○○

んで何？

白布賢二郎

花火大会、行くだろ

△△ ○○

あー、朝、想二朗さんが言ってたヤツ…

△△ ○○

別に行く予定ないけど…

白布賢二郎

太一と千華野が来るから○○も誘えだと

△△ ○○

マジ？

△△ ○○

あいつらめっちゃ仲良くね

白布賢二郎

知らねぇよ

△△ ○○

でも私美琴から連絡来てないけど

白布賢二郎

俺も太一経由だよ

△△ ○○

あいつマジ情報通達係なの

白布賢二郎

どうでもいいけど来んの？

△△ ○○

別にどっちでもいいけど…

白布賢二郎

じゃあ明日6時集合な

△△ ○○

どこに？

白布賢二郎

俺ん家の前

△△ ○○

はいはい

白布賢二郎

千華野が多分お前の家行くだろうから

△△ ○○

おばあちゃん家な

△△ ○○

別にいいけど

白布賢二郎

連絡しとけよ

△△ ○○

はいはい

白布賢二郎

じゃあそれだけ

白布天二郎

サラッとデート取り付けてんじゃねーよ

白布母

やだぁ、賢ちゃんったらぁ！

白布賢二郎

お前ら聞いてたかよ他にも2人いるだろ

白布母

じゃあダブルデートね！！

白布母

いいのよ、天ちゃんも千ちゃんも今年は友達と行くらしいし

白布母

賢ちゃんも○○ちゃんも楽しんできてねー！

白布賢二郎

はぁ……マジでキリがねぇ…

△△ ○○

(白布家個性豊かすぎなんだけど…)

翌日の夕方

ピンポーン

△△ ○○

鍵空いてるからどーぞ

千華野美琴

ちっす○○！！

千華野美琴

会いたかったぜ相棒！！

△△ ○○

うんどうも

千華野美琴

テンション！！！

△△ ○○

てか何その大荷物

千華野美琴

浴衣持ってきた！

△△ ○○

気合い入ってんね

千華野美琴

そりゃ花火大会だぜ！

千華野美琴

しかもここの花火とか有名じゃん！

△△ ○○

そんな有名だったか？

千華野美琴

ここ住みのクセに知らないの？！

△△ ○○

だからおばあちゃん家だっつの

千華野美琴

あー、そっか

千華野美琴

初日からきてんの？

△△ ○○

えっ……まぁうん

千華野美琴

何その微妙な反応

△△ ○○

別に

△△ ○○

(家出して泣いてるところ白布に見られてそのまま泊まったとか口が裂けても言えない…)

千華野美琴

○○の浴衣は？

△△ ○○

そんなん着ないよ

△△ ○○

動きづらいし

千華野美琴

嘘でしょ？！

千華野美琴

花火大会だよ？！青春の1ページ！！

千華野美琴

しかも私だけ気合入ってるみたいで恥ずかしいじゃん！

△△ ○○

実際そうだしよくね

千華野美琴

えー！着ようよどうせなら！

△△ ○○

えー

千華野美琴

浴衣持ってないの？！

△△ ○○

まぁあるにはあるけど…

△△ ○○

おばあちゃんがくれたやつ、昔大きくて着れなかったけど今サイズちょうど良さそうだし…

千華野美琴

じゃあ着よ！！

△△ ○○

……はいはい…分かりましたよ…

△△ ○○

(この前の電話の件もあったからちょっと心配してたけど大丈夫そうなのかな)

私は押し入れから浴衣を出すと美琴と一緒に着替え始める

千華野美琴

髪の毛もどうせならセットしよ！！

△△ ○○

だる…

千華野美琴

なんのために早く来たの！！

△△ ○○

そのためなのかよ…

千華野美琴

あったぼうよ！

千華野美琴

ヘアアレンジならまかせろ！

△△ ○○

はいはい、もう好きにして…

思いのほか準備に時間がかかったから集合は現地に変更された

私は花柄の薄ピンクの浴衣にサイドハーフアップ

美琴は水色の浴衣にお団子にまとめている

川西太一

あー、いたいた

白布賢二郎

………………

入口の前でウロウロしていると太一と明らか不機嫌そうな白布が浴衣姿で待っていた

△△ ○○

お前も浴衣なの？w

白布賢二郎

着せられたんだよ

△△ ○○

奇遇だな

川西太一

別に良くね？

千華野美琴

それな

千華野美琴

ってか太一浴衣似合いすぎなんだよー、ムカつくな

川西太一

理不尽www

川西太一

"美琴"こそ可愛いじゃん、浴衣と髪

千華野美琴

そんな真顔でお世辞言われてきくとおもったか！

川西太一

違うってガチだしwww

△△ ○○

………………

白布賢二郎

………………

△△ ○○

あんたらいつから名前で呼び合うような仲になったの？

千華野美琴

私は元から名前で呼んでたけど

白布賢二郎

イチャイチャすんじゃねぇよ

白布想二朗

恋人かよお前らは

千華野美琴

えっ…んー

川西太一

まぁそうだけど

千華野美琴

あ！言いおったこいつ！

△△ ○○

………………

白布賢二郎

………………

白布＆○○

はぁぁぁ？！

私と白布は驚いたあまりに声をそろえた

△△ ○○

えなにあんたら付き合ってんの…？

千華野美琴

うん…まぁ

△△ ○○

いつから？

川西太一

七夕やった時

白布賢二郎

マジかこいつら正気じゃねぇな

△△ ○○

なんで隠してたわけ？

千華野美琴

いや別に隠してたとかじゃないけど…

千華野美琴

ファンもめんどくさいし、噂とかインハイとか○○も忙しそうだったし…で言ってなかっただけ…

美琴は珍しく顔を赤くして目線をそらす

△△ ○○

はぁぁぁ…お前ら相思相愛なの？マジで？

川西太一

うんラブラブのリア充

千華野美琴

んなことないわ！嘘言うな！

川西太一

辛辣

白布賢二郎

付き合ってんなら2人で花火いけよ

白布賢二郎

なんで俺ら巻き込まれてんだよ

千華野美琴

それは普通に4人で楽しもうと思ったのと、付き合ってから2人で…デ、デートとかしたことないから…

川西太一

美琴付き合う前普通に二人でいたのに恥ずかしがってんの

白布賢二郎

はぁ、お前らの恋愛ごっこに付き合ってられるかよ

△△ ○○

いやそれな、人混み嫌だし帰っていい？

千華野美琴

裏切り者か！！帰んな！！

川西太一

別に2人でも良くね？なんか前と変わるん？

白布賢二郎

お前男ならちゃんとエスコートしてやれよ、好きなら

△△ ○○

うわ、まさかの白布からエスコートの単語を聞く日が来るとは…(引)

白布賢二郎

あ？

千華野美琴

もー！わかったわかった！今回だけ！今回だけだから！

川西太一

と、俺の"彼女"が言ってるのでいい？

△△ ○○

なんで強調した

川西太一

白布に取られないため

白布想二朗

取らねぇし、いらねぇし、こっちから願い下げだし、タイプじゃない

千華野美琴

すんげぇ傷ついた

川西太一

大丈夫、俺は好き

千華野美琴

まじそういうこと言うのやめて

川西太一

ひど

△△ ○○

マジこれと歩くのすげぇやだ

白布賢二郎

俺も

しばらく4人でまわって2時間

白布賢二郎

そろそろ花火始まるぞ

△△ ○○

そうだね、そろそろ移動しないと人で埋まる

川西太一

じゃあ行こっか

千華野美琴

まってりんご飴だけ買う〜

川西太一

じゃあ俺も着いてく

△△ ○○

………………

白布賢二郎

………………

多分、今白布と目が合って考えてることが同じだってわかった

△△ ○○

(あー、やっぱり浴衣で来なきゃ良かった)

ダッ

私達は美琴たちがりんご飴を買いに行った隙に2人から離れるために走りだした

ガッ

△△ ○○

わっ…！

ゲタを履いていたがために小さい石に躓いた

けど

白布賢二郎

あっぶねぇな

白布に腕を引っ張られて何とか転ばずに済んだ

△△ ○○

浴衣で慣れないんだからしょうがないでしょ！

白布賢二郎

礼を言えよ

△△ ○○

はいはい、ありがと！💢

白布賢二郎

…だいぶ離れたな

△△ ○○

そうだね、もうこの辺でいっか

白布賢二郎

2人で見ろとだけ連絡しとく

△△ ○○

探されても困るしね

△△ ○○

(最後ぐらい恋人っぽくなればいい)

△△ ○○

(私は恋の定義とかわからんから、気持ちはわからんけど)

そう、思っていた時だった

ドーン

綺麗な花火達が夜空に輝き始めた

△△ ○○

うわ、花火なんて見たの何年ぶりだろ…

あまりの綺麗さに私は目が釘付けになる

人通りの少ない場所ではあったけど、よく見える

白布賢二郎

有名な花火だからな

白布賢二郎

来年は何十周年とかでもっとやべぇらしいぞ

△△ ○○

へぇ…ちょっと見てみたいかも

白布賢二郎

…………………

白布賢二郎

そうだな…

花火を見ていると、夏って感じがする

△△ ○○

(そういえばあの日も…)

△△ ○○

(今の時期くらいだったっけ…)

私たちの夏はまだ始まったばかりだった

ぬっし

タップお疲れ様です！

ぬっし

やっと！やっとくっつきましたよあいつら！！

ぬっし

七夕にくっついてたらしいです！！七夕のお話の時にちょっと伏線残してたの分かりました？！

ぬっし

2人の付き合った裏話はちゃんとする予定です！！とあることが起きた時に！

△△ ○○

テンションたっか

白布賢二郎

うるせぇ

ぬっし

だってめでたいだろ！はよくっつけって皆思ってたよ！

△△ ○○

知らんかったけど

白布賢二郎

興味無いし

ぬっし

お前らなぁ！

ぬっし

ていうかお前らもだし！何がとは言わないけど！

△△ ○○

なんだそれ

白布賢二郎

意味わからん

ぬっし

もういいです！勝手にしやがれです！

ぬっし

ってか皆さん白布兄弟の名前ってどんなイメージありました？私は全員「二郎」つけちゃったんですけど、私の友達には一郎、二郎、三郎、四郎って解釈の子がいたんですよね

ぬっし

なんかそれだと名前古臭くなりそうだったので私は二郎固定で行きました🤣

ぬっし

それでは次回予告みたいなの！！タップ数いつもより100くらい多くなる長編になると思うんで！！指っ！鍛えといてください！！！お願いします！！あと！またしても多少の暴力表現注意です！！(次回はタップ数の関係で前起きないので！！)

ぬっし

それではまた次回！

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( ˙꒳˙ )ﾀｽｶﾆ、一郎、二郎、三郎、四郎もありそうな気がする(*´ω｀*)賢二郎が次男でニになったのかも？

希紀🏐🎨

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我ら白鳥沢学園の日常は

第26話 - 花火大会

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我ら白鳥沢学園の日常は

第26話 - 花火大会

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