及川さん

ハイキュー夢小説 苦手な人Uターン

俺が女の子からの差し入れや接し方を変えたのは1つの理由がある

1年前に死んでしまった彼女だ。

その子……○○と出会った日は桜が満開の春だった

俺は○○に一目惚れした

小さくて可愛い容姿に

明るそうな雰囲気

それと、桜がとっても似合う女の子

それから同じクラスで隣の席っていう運命的な感じになって

俺はとっても嬉しかった！

○○の笑顔は明るくて

○○の困った顔は助けてあげたくなる様な感じで

○○に呼ばれる度に嬉しくなった

○○ちゃんはたまに寂しそうな顔をする

今思えば、とってもよく分かる。

だって…

○○ちゃんは…

余命宣告されていたから

そして月日は流れて…

俺と○○ちゃんは1年の最後くらいから付き合い始めた

凄く真剣そうな顔で

始めてみる顔で

少し緊張した

それから１ヶ月後

またあの顔だ。と思った

凄く悲しかった

なのに

○○ちゃんが別れたいって言ったのに

なんで泣いてるの？

本当は○○ちゃんを不安にさせたくなくてこんな事言ったけど

ずっと一緒に居たかった

なんで○○ちゃんなの？って思った

でも、1番悲しいのは○○ちゃんだから

俺がわがままなんか言えるはずがなくて

言ったところで何も変わらなくて

どうしていいか、分からなくなった

岩ちゃんにも相談したけど

傍に居てあげる事しか出来ないのは辛いな…

って言われた

岩ちゃんはイケメンだね

出来るだけ安心させる様に

いつもの様なテンションで

連絡をする。

これがあの日からの日課だ。

嫌な予感がした

驚きすぎてスマホを落としてしまった

何が起こったのか分からなくて

1分程その場で固まってた

体は震えていた

でも、今すぐに会いに行きたかった。

会いたかった

声が枯れていて、弱々しくて…

あぁ…現実なんだって思った

○○ちゃんは薄く笑ってた

目に沢山の涙を浮かべて

それが○○ちゃんの最後の言葉だった

○○ちゃんは

まだ俺の中でずっと生きてる。