あの夏の日。
初恋の君と一緒に帰っていた。
君は、自転車を押しながら、「暑い」なんて、言って適当に相槌をうっていた。
そんな中ちらりと見えた。自動販売機。
「何か買ってくる!」私は、君を置いて自動販売機に行った。
なんとなく目に映った飲み物 2本買って行った。
「何買って来たの?」と、聞いてきた君にあげるのは、カルピス。
普通に美味しい。そんな言葉が出てくる。
二人で飲むカルピスに少しはしゃぎながらいた。
「美味しいね、」なんて言おうとした私に、君はキスをする。
顔、暑いよ。夏のせい?
上手く君を見れない。
そういえば、君に聞いてないあの言葉。
沙耶
君は少し考えて。
君。
君。
沙耶
沙耶
好き、がとても、特別に聴こえて。
君のはにかむ顔がやっぱり好き。
沙耶
沙耶
沙耶
沙耶
初恋のカルピスの味は。
fin
コメント
6件
ありがと〜! アイコン可愛い!!
ありがとうございます!