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ある日道を歩いていたら…
rai
あれ？
猫
ニャー…
rai
猫ちゃんだ！
rai
どうしたのこんなとこで。
猫
ニャーニャー…
rai
んー、可哀想だしな…
rai
よしっ！
rai
行こう猫ちゃん！
猫
ニャー！
rai
私の家に招待してあげましょう！
rai
これからよろしくね猫ちゃん
猫
ニャーニャー！
rai
はい、ここが私の家です！
猫
ニャー
rai
ニャ〜！
猫
？
rai
えへへ〜
rai
可愛いね！
猫
んにゃァァァ！
rai
うわっ！
rai
どこ行くの猫ちゃん！
rai
待って！
rai
待て〜！
猫
にゃっ！
rai
ｷﾞｬｯ!
ｼﾞｬｷｯ!
rai
イッタァ…
rai
ま、まてぇ！
rai
うわぁっ！
rai
私のお布団が！
rai
まねきねこちゃんがァァ！
猫
うにゃっ！
rai
あ、待ってよ！
rai
もぉ、どこまで走り回るの〜！
rai
ちょっと猫ちゃん！
rai
そこベランダで危ないから戻っておいで！
猫
ｼｬｧｯ!
rai
ほら、危ないから、ね？
猫
にゃーっ！
rai
あ、危ないっ！
猫
にゃっ！
rai
え、
rai
うそ、
rai
あんなところに捕まるなんて…
猫
ニャー！
rai
あ、それよりも…
rai
（落ちてる…！）
おばちゃん
あらあら、
おばちゃん
ここにいたのねまるや。
猫
にゃー。
おばちゃん
ほら、帰るわよ。
猫
にゃ〜
rai
?!
rai
（飼い主さん…いたんだ…）
グシャッ！
おばちゃん
…
おばちゃん
いい子ねまる。
猫
ニャー
おばちゃん
これでやっと…
おばちゃん
邪魔者がいなくなったねぇ。
そして私はベランダから落ちて死んだ。
私はただ…
猫を拾っただけなのに──
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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