み な 。
ねぇ、りゅうくん…
竜 。
ん、?
み な 。
…別れよっか
竜 。
…
静かな部屋で一言。
私は呟いた。
そんな言葉に貴方はなにも反応してくれなかった。
急な言葉に声が出なかったのか。それとも…
“どうでも良かったのか”
竜 。
…なんで
…やっと口を開いたかと思うと理由を聞いてきた。
み な 。
…きっと私達合わないんだよ、w
竜 。
は、?
み な 。
やっぱり、価値観が違う人と過ごすのは難しかったみたい…ッッ、( ポロッ
竜 。
…ッ
涙を堪えて必死に喋る。
竜 。
…ごめん
ごめん なんていらない。
ただ本当にカップルなのかが分からなくなってきて、
ただの都合のいい関係なんじゃないかって思って、
好きかどうか分からなくなっちゃって。
2人きりで居る時、貴方はスマホばかり見てたよね。
沈黙が続いてさ…、
これに耐えられなくなって
つい
『別れよ』って
言った。
竜 。
…分かった、ッ
竜 。
今まで…ありがとう。
そう言ってそっぽを向いてしまった。
み な 。
…ぅん、ッ…( ポロッ
小さな声で返事をして
もう来ることは無い…と少し寂しいと思いながら
この家を出た。
別れてから数日後
私は
み な 。
…(チラッ
竜 。
< それな〜ッ!w
竜 。
フイッ…(
パチッ( 目が合う
み な 。
…っ、( ソッ…( 目を逸らす
竜 。
…
< 竜?どうかしたのかっ?
竜 。
< ごめん!ぼーっとしてた、w
< なんか竜っぽくねぇなw
竜 。
< なんだよそれ、w
もう興味ないはずなのに…
なんでなんだろう
…ずっと貴方のことを見ちゃうのは。
み な 。
…( グスッ
勝手に泣いちゃってさ。
ほんと
ばかだな。






